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冬の赤

かなり日照時間が短くなり、日の入りが午後三時頃となったヘルシンキ。朝も10時位までなかなか明るくならず、一日中薄暗い冬の空。

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そんな色のない季節に、目に飛び込んできた赤。赤の差し色は、とても冬らしいと思う。真っ白な雪が積もったらもっと映えるだろうに、まだヘルシンキには雪が一度しか降っていない。
最近IittalaのInstagramなどで見かけて気になっていた赤い実。近所のスーパーでも売られているのを見つけて、さっそく家に持ち帰った。

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気づいていなかっただけなのか、今まで見たことがなかった切枝。さっそく調べてみると、ウィンターベリー(セイヨウウメモドキ)、フィンランド語ではIlexまたはJapanin talvimarja、これは直訳だと日本の冬ベリーという意味で、はじめて見た時クリスマスにも似合うけれど、正月花にもぴったりだなぁと思っていたのだった。
花を家に飾るのは何か月ぶりだろう…。フィンランドでは値段が高いことと、とくに冬は室内が暖かすぎてすぐだめになってしまうので、切り花はめったに買わない。私が買ったものは、枝は太く立派なので難しそうだけれど、日本ではリースにしている人もいて、それも素敵だと思う。

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毎年恒例の女性たちの手作りが並ぶクリスマス市で、ついついその形にひかれて買ってしまったクマ型の瓶に入ったジャム。お店の人が縫ったシマシマ帽子を被っていて、ほのぼのしている。中身は苺とクランベリーの手作りジャム。毎年市では、手作りのジャムが沢山売られていて、ちょっと面白い組合せのものも多い。

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太陽の光が足りないということは、人間の体や心にも影響するので、この国では冬の間は毎日ビタミンDを摂取することが推奨されている。たしかに一日中薄暗い中にいると、時間の感覚がなくなり、だんだんまったりとしてきて、朝もなかなか起きられないし、昼間でも眠くなったり、元気がなくなってくる…。
そんな時に、鮮やかな赤い色を見ると、少しだけ気持ちがふわっと弾む気がする。



2015.12.12 | 暮らし

アドヴェント第1週

今年は11月最後の日からアドヴェント第1週が始まりました。

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冬馬が通っている工作教室で、Piparkakkutalo(ジンジャーブレッドハウス)の飾り付けをしたので、一緒に組み立てました。おかしの家を作るのは、子供も大人もテンションがあがります。
私も子供の頃は、ヘンゼルとグレーテルの絵本を読んで、お菓子で出来た家に憧れたものです。

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我が家では毎年クリスマスツリーを飾るわけではないので、飾り付けというものもとくになく、今年もクリスマスはラップランドにある夫の実家で祝うため、ヘルシンキの自宅にツリーはなしかな…。
夫実家では、自分の森からツリーになる木を切って来て、飾り付けはいつもクリスマスイブに行います。

2015.12.01 | 暮らし

6回目の父の日

11月最初の日曜日が、フィンランドでは父の日。

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今年は冬馬がプリスクールと日本語補習校で、父の日のカードを作って来た。どちらもなかなか素敵で、これは成長の箱に保存しておくつもり。その箱の中には、まだ人の絵も字も書けなかった頃からの工作やお絵描きの紙を入れているのだけど、もうかなり満杯で新しい箱が必要なくらい溜まっている。

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今年の父の日のケーキも、チョコ好きな夫にはまたガトーショコラを焼いたけれど、いつも同じでもつまらないなぁと思い、コアントローを入れたオレンジのコンポートをのせて焼いてみた。
チョコのほろ苦さとオレンジの酸味が合っている大人むけのケーキなので、案の定ひと口食べて、冬馬にはもういらない…と言われた。まぁ今日はお父さんの日なので、お父さんむけのケーキということで、実は生地にもコアントローを入れていたのだった。でも焼いたら全然わからない感じだったけど。ガトーショコラは濃厚で苦みもあるので、中にオレンジマーマレードのジャムなどを入れてもよかったかも。

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3、4日前からまた冬馬の歯がぐらぐらして抜けそうで抜けない感じだったのだけど、それと同時に徐々に熱が出て、歯を抜かないせいだと夫が言って、バカ力で冬馬の歯を引き抜いた。それでも熱はまだ下がってないけれど…。抜けた歯を封筒に入れてお願いごとを書いたので、寝ている時にこっそりコインを枕の下に入れておいた。
フィンランドではお祝いの日は、当人のベッドに朝食を運んだりする習慣があるのだけれど、朝早く起きれない私は、今朝もそろそろケーキを食べたいんだけど、と夫に起こされて起きる始末…。冬馬だけでなく、私にとってもお父さんのようになってしまった夫なのだった。寝坊することを見越して、前の日にケーキを作っておいたので、朝からケーキを食べることが出来た(笑)。

2015.11.09 | 暮らし

かぼちゃを堪能

かぼちゃを食べる習慣がほとんどないフィンランドでも最近は、ドイツ経由で日本の品種やバターナッツカボチャなども出回るようになって、今年の秋は、珍しく何度もかぼちゃを買って来て、かぼちゃの煮付けやあんかけ、ポタージュなど様々な料理や、お菓子にして我が家に並んだ。

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中でも冬馬は、かぼちゃプリンが大好きで、何度も作った。今年はデパートでブルックリンフェアが催されて、アメリカ産のパンプキンパイ用ピューレの缶詰も売られていて、フィンランドで一般的に売られている水っぽいかぼちゃに比べて、ぺちゃっとしてなくて、プリンやお菓子用にとても重宝した。在庫がなくなればそれで終わりになる可能性が大なので、思わず買いだめしてしまった。たぶんフィンランド人にはさして人気もなかっただろう…。

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フィンランドではハロウィンを祝う習慣もないのだけど、これも最近はランタン用にかぼちゃを売り出したり、子ども達へは、ディスコパーティーを催す小学校があったり、冬馬のプリスクールでも仮装をして過ごす日だった。それも学校や幼稚園によっては、とくに何もしない所もあり、ハロウィンに関してはまちまちなのだった。
我が家では、冬馬がやりたいというので、はじめてジャック・オー・ランタンをくり抜いた。蝋燭を灯すとなかなかいい雰囲気で、来年もまた作ってみようと思った。

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2015.11.07 | 暮らし

イースター週間

昨日からフィンランドはイースター休暇が始まった。しかし毎年何をするわけでもない我が家。
フィンランドでは、イースターの前の週の日曜日に、猫柳に羽根飾りをつけ、魔女に扮した子供達がお菓子をもらいに来るVirpominen / Virpontaというハロウィンのような習慣があるけれど、我が家周辺のアパートメントはどこもドアの暗証番号を押さないと中へアクセス出来ない作りのため、毎年誰も来ないのでまったくお菓子の用意はしておらず、案の定今年もドアベルを鳴らす子供たちはおらず、とっても静かな週末だった。
ちょっと淋しい気もするけど、休日は家族全員いつもよりさらに寝坊な我が家、ふいに訪ねて来られても寝間着姿でアタフタするので、まぁいいんですが。

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今年はイースターが始まる前日の夕方あたりから頭痛と全身の痛みに突然襲われ、悪寒もしだして、夜になったら39度まで熱が上がり寝込んだ。私は冬馬と違ってあまり熱が出ない方だけど、年に1、2回くらいこういう事がある。
決まって、思わず獣のように唸り声が出てしまう程全身がギシギシミシミシと骨の髄から痛んで熱が出る。ちょっと動いただけでも頭の神経のようなところにピシッと鋭い痛みが走り、寝返りも打てない程…。しかし一晩苦しむと、次の日はすっかり熱も下がり何故かすっきり。いつもこのパターン。

スウェーデンSyco Keramik社の小鳥のカバー付きエッグスタンド。まん丸のフォルムとキョトンとした小鳥の表情が素朴で可愛いお気に入り。
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そんなわけでイースターが始まったらもう普通に起きてご飯を食べられるようになったけれど、私が病にふせっている時でも、日頃から他の家事はしてくれても、料理だけはほとんどしない夫は何を作っていいかわからず、下手すると40度近い熱があるのに冷凍ピザなんて出て来るので、痛みと熱を堪えながら自分でお粥を作った(涙)こういう時、外国人の夫との間に溝を感じる(夫から見えれば私が外国人だけど)。
ちなみに吐き気がして気持ちが悪い時には、何故かコーラを飲めと言われ1000mlのペットボトルがドーンと出て来る。気持ち悪い時に炭酸飲料を飲むというのは、なにも夫だけではなく、他の国際結婚組の方々(おもにヨーロッパ方面に多かった)のブログなどでも度々読んでいるので、そんなに突飛なことでもないようだけど、まず日本人では思いつかない。炭酸水は消化を助けるようなので、その流れなのだろうか…?

そして私がこんな状態なのに、在住日本人には概ね評判が芳しくない、イースターの真っ黒いお菓子Mämmi(マンミ)を朝から美味しそうに食べ続ける夫と冬馬…。私はドロドロした黒い見た目も、甘いんだか塩っぱいんだか酸っぱいんだかよくわからない味も好きになれない。もう好きになる気もないな…。今年はたぶん一口も食べずにイースターを終えるでしょう。
と、なぜか夫婦間の文化の違いについて、つらつらと考えているイースター週間。



2015.04.05 | 暮らし

誕生日

今日また一つ年を重ねた。
昨夜は、ヘルンシンキ上空にもオーロラが出て、我が家の窓からも淡いグリーンの帯がたなびく様を眺めることができ、とてもめずらしい事なのでなんだか嬉しかった。

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今日は冬馬が保育園へ行っている間に、夫が3種類のチョコレートが重ねられたケーキを買って来た。冬馬はチョコレートもクリーム系も好きじゃないので、私達の好みで買ったケーキは食べられない。居ぬ間に二人でこっそり食べた(笑)。人に作ってもらったケーキを食べるのは久しぶりだった。
フィンランドでは、特別な日以外ほとんどケーキは食べない。ケーキ屋さんというのがあまりないし、気軽に買うような値段でもない。普段コーヒーと一緒に食べるお菓子は、シナモンロールなどペストリー系の甘いパンなのだ。

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あっと言う間に40代も半ばを過ぎたけれど、自分の年齢のことは健康面意外あまり考えなくなり、人の年齢もほとんど気にしなくなった。
フィンランドでは年齢を聞かれるということがまずない。何歳だからこうあるべきというような事もなく、50代になっても学校へ行く人もいるという国なので、人それぞれという感じで、何歳になっても何をするか決めるのは自分の自由だ。年齢の縛りのようなものからずいぶん開放された気がする。

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結婚も出産もかなり遅い方だったので、今が子育て真っ盛りの私。年を重ねることを噛み締める余裕もなく、毎日があっという間に過ぎてゆく。
長い間、自分のためだけに時間を使って来たので、騒々しく混沌とした毎日にときどき呆然としたりもするし、家族がいるということに未だに慣れていない自分がいたりもするけれど、今は3人乗りの船も、いつかはそれぞれの船に乗り換える時が来るのかもしれない。
だからこそ、今この時を生きてゆく、なんだなぁと思ったりもした誕生日。


2015.03.18 | 暮らし

アドベント、12月のはじまり

12月に入りアドベントが始まって、昨日フィンランドは97回目の独立記念日を迎えた。
独立記念日の夜は、フィンランド国旗と同じ青と白のキャンドルを窓辺に灯す。街中に青と白のスカンジナヴィアン・クロスのフィンランド国旗がはためいていた。

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クリスマスは夫の実家があるラップランドで過ごすので、クリスマスツリーを飾る予定もなく、アドベントのキャンドルにいたっては、今まで一度も灯したことがない我が家。11月はいつも忙しなく、気がつくといつもアドベントの火を灯すことを忘れてしまうのだ。
今年は仕事の忙しさと、毎冬恒例になってしまっている冬馬の発熱といろいろな事が重なって、私も何年かぶりで咳喘息の症状が出てしまい、吸入薬の世話になることに…。とにかく咳が止まらないので夜もよく眠れない日が続いていた。そんなわけで、12月に入ったら、なんだかエネルギー切れという感じで、すでに心はクリスマス休暇へと飛んでいる。

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大人になってからクリスマスが待ち遠しいなんて思ったことはなかった。むしろ苦手なくらいだった。
そんな私でも子供の頃は、サンタクロースを信じていたし、クリスマスの夜は子供心にご馳走と思っていた骨付きの鶏もも肉を食べたり、翌朝起きた時、枕元に置かれているだろうプレゼントを心待ちにしていた。
結婚する直前に、夫の実家で迎えたクリスマスを今でも思い出す。
イブの前の晩にお墓参りをして、クリスマスイブは夫の両親、祖父母や妹や甥っ子家族全員揃ってのディナー。
はじめて食べるフィンランドのクリスマス料理の数々、クリスマスプレゼントの中身は、靴下やチョコレートなどちょっとしたものだったけど小分けにして沢山包んでくれた、そして義母がクリスマスらしく飾り付けた部屋に泊まらせてもらった。家族の一員と認めてもらえた気がしてとても嬉しかった。
そこで過ごしたクリスマスは、キラキラ華やかに飾られた明るすぎるイルミネーションや、賑やかな人々の喧噪や溢れかえるほどのクリスマスソングもなく、ちょっと暗めの落ち着いたキャンドルの明かりと、窓の外には音もなく真っ白な粉雪が舞い降りていて、じんわりと心にしみた。
フィンランドで暮らすようになって、派手さはないけれど、暗い冬の日々にぽっちりと明かりを灯すような、ささやかに祝うクリスマスが好きになった。

冬馬にせがまれてアドベントカレンダーを買った。クリスマスイブまで毎日扉を開けてゆくと、いろいろなチョコレートが出て来るカレンダーだ。冬馬はチョコレートが苦手で食べられないのに、これがいいという。アドベント1日目は雪だるまの形をしたチョコレートが出て来た。出て来たチョコレートは全部チョコ好きのお父さんにあげてしまう。
毎日、お父さん!クリスマスのプレゼントにロボットがほしいからサンタクロースに頼んでよ!明日はクリスマス?明日の明日の明日はクリスマス?と聞いてくる。
そんな姿を見ていると、自分の子供の頃のクリスマスを思い出し、冬馬にも安らかで幸せなクリスマスの思い出を作ってあげたいと思うのだった。

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夜に冬馬と二人で折り紙を使って簡単な切り紙を作った。思いつくままハサミで切って、広げるとどんな形が表れるか楽しかったようで、たくさん作った。子供部屋の窓やドアに張って雪の結晶みたいだね、と言いあった。


最近なかなかこちらのブログを書く時間がないのですが、お店の方でInstagramをはじめました。
フィンランドの風景やヴィンテージや手仕事のものたちの写真をのせています。
興味のある方は、ちょこっと覗いてみてください。
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2014.12.07 | 暮らし

夏の思い出

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もうすっかり季節は秋になり、あの夏休みの喧噪も嘘のように、普段の生活が戻って来た。
秋の風が吹き、すでにかなり涼しいので、革のジャケットをひっぱり出して羽織ったりしている。

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今年はよく海へ行ったり、近所で釣りをしたりと、外で過ごすことが多い夏だったな。
夏よ、さようなら。また来年。

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2014.09.03 | 暮らし

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