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カール・ラーション・ゴーデン

今年の夏の旅は、6年ぶりにスウェーデンへ。車ごとフェリーに乗船して、ストックホルムから北西にひた走り、ずっと行ってみたかったダーラナ地方へ。

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まずはじめに行ったのは、SundbornにあるCarl Larsson-gården(カール・ラーション・ゴーデン)。スウェーデンを代表する画家Carl Larssonのアトリエ兼住居が今も残されている。

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邸内は撮影禁止のため、あとから写真で見ることが出来ないのは残念だけれど、この旅に出る前に偶然にもフィンランドの蚤の市でCarl Larssonの邸宅や子供たちを描いた絵本のフィンランド語版を古本で見つけていたので、それを後から眺めて余韻に浸っている。邸宅内を見るにはガイドツアーに必ず参加する必要があり、スウェーデン語での解説は言ってることがほとんど分からなかったので、先に見つけたフィンランド語版の絵本はかなり役にたった。

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夫人のカーリンが手がけたというインテリアは、窓に嵌められたステンドグラスやランプ、自らデザインした椅子やテーブルなどの家具に至るまで、素朴な美しさの中に独創性もあり、とても素敵だった。

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中でも手作りの刺繍たっぷりのクッションや手織り物、家具などにも描かれていたダーラナの伝統的な植物模様Kurbits(クールビッツ)が陶器製暖炉の表面のタイル一つ一つにもびっしりとハンドペイントで描かれていたりする所は、元はカーリンも夫と同じ画家だっただけあり、暮らしに根ざしたアートとクラフトにその才能が開花したようだった。

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いくつも小さな部屋がある昔の邸宅なのだけど、居間から窓辺に続く部屋は一段敷居を高くして変化をつけていたり、中には隠し部屋のような場所や来客の様子を二階から見下ろせる覗き窓があったりと、ちょっとしたカラクリ屋敷?のような作りも面白かった。各部屋のドアに子供達一人一人の肖像画が描かれていて、家族愛を感じた。
窓辺には植物の鉢が並び、織り機には織りかけのラグが掛かったままになっていて、今さっきまでそこで暮らしていたような気配が残してあり、当時のままに保存されている展示の仕方も素晴らしかった。

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カール・ラーションは日本の美術にも大変関心が高かったようで、書斎には浮世絵や小さな観音菩薩の像が飾られていたのも印象深かった。19世紀頃なのに日本へ行ったことがあるのかと思ったら、以前留学していたパリから様々な東洋の骨董品などを取り寄せていたらしい。最後にまわったアトリエだけは、さすがに画家らしく邸内の中でもかなりの広さを占める大きな部屋で、イーゼルに掛けられたままの絵や壁一面の大きな作品は大迫力だった。

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邸宅の周りの風景も昔とほとんど変わっていないのではないだろうかという感じで、ダーラナ地方特有のファールンレッドと呼ばれる銅を含んだ塗料で塗られた赤い壁の可愛らしい家と長閑な景色が広がっていた。

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2019.07.23 | スウェーデン

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