お正月あとのお楽しみ
お正月は、お節のために日頃あまり手を出せない食材も奮発するので、残ってもちょっと贅沢な和食やお菓子を作ることが出来て、それも楽しみの一つだったりする。
今年は黒豆をたっぷり煮たので、妹が日本から送ってくれた白玉を入れて、おやつに。黒豆の汁の半分にはブランデーを入れておいたので、こちらは大人用。これがなかなか美味しい。白玉にはきな粉を入れたものも作ってみた。
優しい味と食感の懐かしい和のお菓子に癒された。ああ、何年ぶりだろう白玉食べたのは…としばし感慨に浸った。欲張って汁をたっぷり入れたので、黒豆が沈んで見えてないけど笑。
残ったお餅で、定番の安倍川ときな粉餅も。冬馬は、食の好みがけっこう渋くて、きな粉より安倍川が好き。私はきな粉。フィンランドのクリスマスのお菓子ジンジャーブレッドに使うダークシロップは、黒蜜にかなり近いので、和のお菓子にも使えてこれは便利。
そして今年のお節では、サツマイモが手に入らず、家にあったカボチャのピューレをかわりにいれてカボチャきんとんにしようと思ったのだけど、缶詰の栗が茶色かったし、味も見た目もきんとんとは別ものって感じになってしまったので、カボチャにシナモンを入れてブリオッシュ生地に練り込んだ。丸形のパンが作りたくて、手持ちの古いル・クルーゼの蓋のつまみを250度以上の高温でも耐えられるように、ステンレス製につけかえたので、ちぎりパン風にして焼いてみた。
これがモッチモチ〜に出来てなかなか美味しかった!色もカボチャの黄色がきれいに出た。
朝食にバターたっぷりの甘いパンを頬張る私を、甘いパンは食事中には食べない一般的なフィンランド人の夫は、「おいおい…これを朝に食べるのかい?」という表情で見ていたけれど、食べたら美味しいといってくれた。ほのかなカボチャの甘みも感じられて、これはなかなかいけた。冬馬にはカボチャはプリンがいいのに!と言われ、食べてもらえなかった。モチモチという食感が食べたことがなく、ダメだったらしい。
以前買いだめしたカボチャのピューレの缶詰は、熟す前のものも入っているのか、時々あまり美味しくない缶もあって、これは生地に混ぜ込んで、クッキーやパンにした方がいいなと思った。缶詰だと賞味期限が長いので、また秋が来たらこれで色々作ってみようと思っている。
- 関連記事
-
- 夏の終わりのゼリー (2016/08/13)
- お正月あとのお楽しみ (2016/01/25)
- パンを焼く (2015/03/26)
