白い羽根の王冠
手先が器用というタイプではないけれど、子供の頃から工作が好きだった。
手芸はもっときめ細やかな配慮が必要な気がするけれど、工作というとダイナミックに多少大雑把でもいいかなというイメージを持っている。
今月は誕生日ということもあり、冬馬へ王冠のようなものを作ってみた。
これは以前帽子を買った時に、型くずれ防止のための厚紙で出来た型が入っていて、それが王冠そっくりの形でしかも頭囲も調節出来るものだったので、思いついたのだった。
子供の頃に絵本などを見て思い描いた、王様が被っているような、色とりどりのキラキラした宝石や羽根飾りがついた王冠。ふわふわの白い羽根とカラフルなラインストーンなどのパーツを使って、思いつくままにどんどん貼付けて隙間を埋めて、最後は金色のリボンで淵を覆ってみた。
こういう工作は、やっていると完成するまでやめられなくなる。最初は冬馬と一緒に、どれをつけたいの?なんてのんびり聞きながらやっていたのが、最後はそっちのけで自分の方が夢中になっていた。
冬馬はすぐに飽きてしまって、玩具で遊んだりゲームをしたりしつつ、たまに戻って来てパーツをひっくり返して怒られたり。家族が寝た後も、時間を忘れて作り続けたのだった。息子のためというより、結局自分が作りたいから作っただけ(笑)。
あんまりきっちり作ろうとは思っていなかったので、手作り感満載って感じの出来ではあるけど、一応頭の中にあったイメージには近いものになったので、すっきりした。
出来上がって冬馬に被らせたら喜んでくれたので、よかったかな。サイズ調節できるので、ちょっと飾りを足したりして、来年もまた被ってもらおうと思っている。
- 関連記事
-
- 夜がこわい (2015/01/17)
- 白い羽根の王冠 (2014/09/21)
- 5歳の誕生日会 (2014/09/16)
