ことば

わたしたちが おたがいに
どんなふうに はなしかけたらいいか
おしえてくれるのが ことば。

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ポール・ランドの絵本「ことば」。シンプルな切り絵とタイポグラフィを組み合わせたコラージュなどが楽しい、洒落た装丁も素敵な1冊。日本語訳は詩人の長田弘さん。
私が以前から持っていた絵本の中で、冬馬が好んで読んでほしいという本。
日本語の絵本は私が読んで、フィンランド語の本は夫が読んで聞かせています。

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保育園に通い出してから、冬馬のフィンランド語は急速に発達したものの、日本語の方はのんびりペースだったのが、ドラえもんなど日本のアニメを毎日食い入るように見始めてからは語彙も増えてきて、それまで冬馬との日本語での会話は、どこかチグハグで外国人と話しているようだったのが、「僕」「~だよ」と、自然な言い回しになって来て、子供の吸収力ってすごいな、と感じさせられます。

ある日、冬馬が夫とお風呂に入っていた時、フィンランド語で数を数えた後、夫へ日本語で、いち、に、さん、と先生のように教えている声が聞こえてきて、思わず笑ってしまいました。
自ら進んで私や夫に、日本語だとこう、フィンランド語ではこう言うんだよ、と教えてくれるようになりました。
保育園でも最近は、友達にも日本語を教えているそうで、昔日本に住んでいたことがある保育士の人や、仲の良い子のお母さんに会うと、日本語だと何て言うの?と聞かれたり、朝会うと「オハヨゴザイマス!」「コニチワ!」なんて、たどたどしいけど日本語で挨拶してくれるのは、親しみが感じられます。
ここで暮らしていると、当たり前だけど、周りが外国人なのではなく、自分が外国人なんだなぁ…と、しみじみ感じる事も多々あり、そんな時こんなほんのちょっとした言葉を聞いただけで、ほっとしたり嬉しくなったりします。

その一方「ことば」で、救われたり悲しくなったりも。
冬馬と私が話していると時々「Mitä puhutte?(あなたたち何話してるの?)」「ワカンナイ!」と皆がどんどん集まってくるのは面白かったりもするけれど、保育園へ迎えに行った時に一度だけ「お母さん、日本語で話しかけないで。」と言われた時は、ちょっとショックでした。
その後そういう事はなく、他の子の前でも日本語で話してくれているけれど。
日本語で話すのが恥ずかしいと思ってほしくないから、冬馬の友達の前でも、いつも冬馬とは日本語で話をします。


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2014.03.03 | こども部屋

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