カスパイッカ刺繍 フィンランド・ワークショップを開催します
フィンランド東部・北カレリア地方に伝わる伝統的な刺繍をほどこす「カスパイッカ」のワークショップを開催します。
カスパイッカとは、表裏なくリバーシブルのように両面同じに図案を刺してゆく技法を用いた刺繍がほどこされたリネン布を意味します。
こんな感じです。今回講師をお願いしているランカラ みほこさんの作品です。
裏にひっくり返しても、まったく同じに刺繍されている、フィンランド語でEtupistoという独特の技法を用いています。これだけびっしりと刺繍するのには、かなりの時間と技術を要します。
私がフィンランドに惹かれて何度も旅行するようになったのは、この刺繍が伝わる北カレリア地方を訪れたのがきっかけでした。
私自身にとっても、とても思い出深く、フィンランドへ住むことになった原点のような土地です。
北カレリアのIlomantsiという所では、カレリア地方の古民家を移築したオールドヴィレッジやオーソドックス(正教会)の中で、沢山見る事ができました。
昔はお嫁に行く迄に、自分でリネンのハンドタオルに何十枚も刺繍して、嫁入り道具として持参したそうです。
花や鳥などが、ほぼ左右対称に刺繍されていて、図案も素晴らしく、刺繍の繊細さにも目を見張ります。
Webショップを始める際も、カスパイッカの事がすぐに浮かび、お店の名前にしました。
難易度が高く、その技術を伝える人も数少なくなってしまったカスパイッカの刺繍ですが、ワークショップでは、初心者でもスムーズに出来るよう、はじめにシンプルな図案を練習後、ワンポイントの伝統文様を刺繍していただきます。
白のリネン生地にカスパイッカの基本色の赤い糸で刺繍していただき、刺繍枠ごとお持ち帰りできます。出来上がったら額に入れて飾っても素敵です。
当日は針、糸、リネン生地、刺繍枠、すべて材料はこちらでご用意しますので、手ぶらでご参加できます。
この時期ヘルシンキへご旅行の計画のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。
フィンランド国内や近隣国からのご参加も大歓迎です。
お申し込み、お待ちしています!
日時:6月16日(日)
時間:13:00~15:30 最後30分程コーヒータイム・講師への質問タイムを設けます。
場所:ヘルシンキ市中心部、エスプラナーディ通り近くのビル内。
定員:10名(定員になり次第締め切ります。)
最小催行人数4名(開催10日前までに人数に達しない場合は中止とさせていただきます。)
詳細、お申し込み、お問い合わせは、 Webショップ「カスパイッカ」のサイトをご覧ください。
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2013.04.26 | Comments(4) | ハンドクラフト
