ストックホルムの思い出
スウェーデンへは、ヘルシンキの港から大型フェリーで夕方出航し、ストックホルムの港には翌朝到着しました。
甲板や船室の窓から眺めるスオメンリンナなどの島々やスウェーデン領に入って来た時の海沿いの風景の美しさは、船旅ならではだと思います。こんなゆっくりとした旅もいいものだなぁと思いました。
ストックホルムは、たくさんの島々がメトロやトラム、バスで繋がっている美しい街でした。
ヘルシンキも海沿いにありますが、首都のわりにこじんまりとしているので、文字にすると「港町」って感じ。ストックホルムは大きな「港街」です。
ヘルシンキに比べると本当に大都会ですが、公園や緑も多くゆったりとしていますね。
ガムラスタンの旧市街の街並みも美しかったです。世界一狭いと言われている路地裏もたくさんあって、ついついまた誘われるようにふらっと入り込んでしまったり(笑)ヘルシンキはわりと新しい町なので、そんなに古い建物や路地裏はないので、こういう街並を見ると歴史の違いを感じます。
大好きな蚤の市にも行きました。セルゲイ広場近くの市場で開かれているHötorgetの蚤の市。
Gustavsberg、Rörstrand、Gefleなどスウェーデンの陶器も本国なだけに沢山ありました。フィンランドでスウェーデンのアンティーク陶器をいろいろ見かけることはそんなに多くありませんが、スウェーデンではアラビアのヴィンテージもよく見かけました。しかもフィンランドで買うよりお得だったり…。フィンランドはかつてスウェーデン領だったので、そんなことも影響しているのかなぁなんて思ったり。
一昔前までフィンランドはどちらかというと貧しい国だったので、恐らくグスタフスベリなどスウェーデンの陶器は高級すぎて庶民には手が出なかったのだろうと思います。しかしスウェーデンでアラビアを手に入れることはそんなに難しくなかったんじゃないかなぁと思います。
フィンランドからスウェーデンへの移民も60年代〜70年代は多かったと聞きます。フィンランド人でスウェーデン語を話せる人は多いですが、逆はあまり聞かないですし…。今もスウェーデン語はフィンランドの公用語の一つなので、標識や乗り物のアナウンス、公共機関などでも必ず2カ国語が表示されていますし、学校でも習いますしね。
なーんて、かつての国同士の力関係を考えたりもしたのでした。
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