ラトヴィア・フォークロアの旅 -旧市街散策-
バルト3国と北欧はとても近く、ラトヴィアはフィンランドからだと飛行機で1時間で時差もなく、隣国といっていい距離。エストニアへフェリーで渡りバスで陸路を移動するというルートもあります。
首都リガはかつてバルトのパリと呼ばれていたほど栄えていたものの、ソ連時代は手荒く扱われていたそうですが、独立後は急速に発展しているようで、かなりの都会でした。第二次世界大戦でも焼け残ったと言う旧市街には中世時代の建物が今も沢山残っていて、歴史の長さが感じられます。
旧市街には雰囲気のある路地裏も多く、ついふらふらと一人で入って行ってしまい、旦那さんと冬馬が探しまわっていたことが何度も(苦笑)。
そこで見つけた編み物のお店。ポールや柱にもニットのカバーがつけられていました(笑)手工芸が盛んな国らしく、裏通りにも素敵なお店がいろいろありました。
リガの街を見渡せるということで、聖ペトロ教会の塔にも登ってみました。
かなり眺めはよかったのですが、かなりの強風&寒さで、なかなか下りのエレベーターは来ないし、塔の天辺は結構狭いので、高所に弱い人は少々怖いかもしれません…。冬馬はぜんぜん平気そうでした。
現在は、ほとんど社会主義国だった面影は街中にないリガですが、中央市場とその周辺は朽ちて古びた建物も多く、なんとなく闇市のような懐かしい匂いが…(笑)そんな雰囲気も好みでした。中央市場は、野菜館、肉館、魚館、外にもストールが並び、大賑わい。半日でも居られそうなほど大規模です。ここでは蜂蜜を買ったりしました。
ラトヴィアはポーランドやドイツ、ロシアの影響もあるそうで、食文化も豊か。魚料理もありました。フィンランドと比べてカフェやレストランなどのメニューも豊富で、久々に選ぶ楽しさがあり(苦笑)美味しかったです。公園の中にあるカフェ「Apsara tea house」は、かなり気に入って滞在中3回も行ってしまいました。
多角形のちょっと不思議なガラス張りの建物は、かなり目を惹きます。何十種類とあるお茶は、茶葉が入った瓶から香りを嗅いで自分で選ぶことができてポットサービスで運んでもらえます。
吹き抜けの2階へ上がると、ぐるりと円形上にマットが敷いてあり、たくさんクッションが置かれていて、靴を脱いで直接床に座るスタイル。横になって寝転んだりしてもいいし、自由な感じでかなりリラックス出来ます。窓からは公園の緑や目の前を流れる川を眺めることも出来て、くつろげる空間です。全席窓に向かって座るので、お客さん同士が向き合うこともなく、子連れでもあまり気を使わずに居られるのもよかったです。
ただ一つ、フィンランドとはまったく違うなぁと思ったのは、カフェでもレストランの中でも、けっこう大きな音でBGMを流しているお店が多かったこと。フィンランドの静かさに慣れてしまっていたので、BGMは別になくてもいいのになぁ…と思ったりもしました。
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