ラトヴィア フォークロアの旅 -森の中の民芸品市-
ラトビアの首都リガへ行って来ました。
今回の旅の一番の目的は、年に一度6月最初の週末にリガで開かれる民芸品市へ行くこと。
ずっとずっと行ってみたいと思っていたので、行く前からかなりの期待感、そして実際もそれを裏切らない素晴らしさでした。
会場はリガ郊外の森の中にある民族野外博物館で、広大な敷地に伝統的な古民家などが移築され昔の暮らしが再現されていて、それだけでもフォークロア好きとしてはかなり惹かれる上に、さらにそこで民芸品市というお祭りが開かれるとなれば、テンションも上がりっぱなしでした(笑)
2日開催の市はどちらも天気はあまり良くなく、時おり雨もぱらついたりしたものの、それもなんのそのな賑わいでした。
会場は森の中にあるため、木の枝を利用して編み物や織物、カゴなどの売り物が吊り下げてあったりして、素朴でのどかな雰囲気でしたが、規模はかなり大きくて、じっくり見ていたら1日中でも足りない位でした。ラトヴィア全土から集まった職人さん達自ら自分達の作った民芸品を売りに来ていて、カゴや木工品、リネンの手織り物、編み物、刺繍、ボビンレース etc と伝統的なハンドクラフトの嵐。旦那さんと冬馬もそっちのけで、あっちへ行ったりこっちへ行ったり、やっぱりまた戻って見たり…と夢中で回りました。
おばあちゃんが2人でやっていたボビンレースのお店でレース編みのドイリーを手に入れたり、ラトヴィア独特の幾何学状の伝統模様が織られたサシェなども素敵で一つほしいなと思ったものの、どれもこれも素敵で選びきれなかったり…、迷いに迷って伝統模様が織りこまれたテーブルランナーを手に入れたり。
今回はお店のための買い付けも兼ねていたので、手編みのミトンにも注目。一つとして同じものがない程沢山の伝統的な模様と色の組み合せがあり、一つ選ぶのにも目移りしてしまい大変でした(苦笑)。それから独特の形で編まれた昔ながらのカゴなども沢山持って帰りたかったものの、カゴは持ち手などがかさ張るため選びに選んだり…と、ここまでの数の民芸品を一度に見られる機会はそうそうないそうで、もうすでに来年もまた来たいと帰る前から思う程の充実ぶりでした。
お祭りということもあり、民族衣装を着た人達のフォークダンスや中世の衣装に身を包んだ職人さん達が当時を再現した催しもあり、写真も撮らないと!で大忙し(笑)。気温が上がらず寒かったので、せっかくの民族衣装の上にジャケットを羽織っている人も多かったのは少し残念でしたが、大人も子供も頭には花冠をかぶり、伝統的な模様が織られたスカートや刺繍の入ったブラウス、アクセサリーを身につけていて、素朴だけれどとても美しかったです。
野外博物館は湖沿いにあるため眺めも良く、バーベキューなどの屋台も沢山出ていて、外で食べる料理も美味しかった。
丸一日自然の中で沢山の伝統的なハンドクラフトが見られて、大満足でした。
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