「Alkuluku」展覧会のお知らせ
3月1日からRaaheで始まりましたNiiranen Mayumiさんのグループ展覧会に声をかけていただき、福島の風景写真の提供をさせていただきました。
「Alkuluku」
Galleria Myötätuuli
Kirkkokatu 28 (3.krs), 92100 Raahe
3.1-3.24.2012
ma-pe klo 10-17
la klo 12-16
まだ東京に住んでいた頃、帰省のたびに撮りためた四季折々の福島、そして3.11の震災・原発事故の3か月前に一時帰国した際に撮った写真。
当たり前すぎてカメラに納めなかった風景もたくさんあり、それが今は悔やまれます。
今も何も変わっていないであろう、故郷の風景。
しかし目には見えないかたちで変わってしまった福島。
残念ながらここフィンランドも原発推進国であり、展覧会の会場となっているRaaheの町から28km離れたPyhäjokiという町に、福島の原発事故後、世界で初めて原発建設の新規計画を発表。2020年には建設が予定されています。
チェルノブイリ原発事故でロシアの隣国であるフィンランドもまた多大な放射能汚染の被害をうけ、森や海など今もその汚染はなくなったわけではありません。
事故当時、フィンランドでは4000人の女性達による「1990年までに全原発廃炉にしなければ、私達は子供を生まない」という政府にたいする抗議と著名運動もあったようですが、私が知る限り現在のフィンランドでそのような脱原発への動きはとても乏しいように感じます。
↓ここから展覧会の内容にふれているので、行かれる方はネタバレ注意です。
もうすぐ3.11の震災から1年が経とうとしている今、展覧会で行われている「七夕プロジェクト」の中で、フィンランドの方々にも今一度自国の原発のことを考えてもらうと共に、3.11の震災、福島の原発事故、今も放射線被ばくに晒されている子ども達がいる事を、どうか忘れないでほしいという願いをこめて、私も短冊を書かせていただきました。
お近くに行かれる機会のある方は、ぜひ足を運んでいただけたらと思います。
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