パリところどころ
パリへ行ってきました。
モンマルトルの丘へ登り、シャンゼリゼを歩き、セーヌ川をクルーズ。
街のいたる所から見えるエッフェル塔は、何度でも写真に撮りたくなった。
20代の頃は毎月20本以上は映画を観ていて、そのほとんどがヨーロッパものとくにヌーヴェルヴァーグなどのフランス映画だった。
ゴダール、トリュフォー、ルイ・マル、ジャック・リヴェット、エリック・ロメール。
ジャック・タチ、レオス・カラックス、ジャン=ジャック・ベネックス、パトリス・ルコントetc…。
セーヌ川を船で下りながら「突然炎のごとく」「ポンヌフの恋人」を想い、モンマルトルの下町を歩けば「ぼくの伯父さん」のユロ氏を想い、エッフェル塔を見れば「地下鉄のザジ」、街角に佇む男女を見ては「女と男のいる舗道」「死刑台のエレベーター」「髪結いの亭主」を想い。
フランスの印象はほとんど全て映画からといってよかった。
パリに憧れたこともあったっけ。
あれから長い年月が経ち、そんなことはすっかり忘れていたけれど
まるで昔の恋人にでも再会したかのように
そんな時代もあったなぁ…(遠い目)と思いながら、雨に濡れるパリの街角を眺めた。
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