信じる力

今日は赤十字の街頭募金に参加してきました。
今まで募金はしても街頭に立って活動することなど一度もなかった私。寄付が集まるだろうか…と少し不安な気持ちもあったけれど、街頭では多くの方々が協力してくれました。
「細かいお金がないから銀行に行ってお金をおろしてからまた来る。」と言って本当に戻って寄付してくれた方、「寒い中私達の分までありがとう。こんな時に、申し訳ない…。」と言ってカイロまで渡してくれた日本人観光客の方々。
一緒に街頭に立っているフィンランド人の中にはベビーカーを押しながら子連れで参加している女性までいて、本当にありがたいと思った。
最後は片手で持っていられないくらいになった募金箱。人々の支援の重さをずっしりと感じました。

活動を終えて事務所に戻ると、同じく戻って来たフィンランド人も数人いて、私が日本人だとわかると「家族はどこに住んでいる?無事なのか?」と聞いてきて「福島にいる。」と答えると「ああ!何という事だ…」と皆一様に驚いて、震災が起きる前までは日本の片隅の小さな街の名など、ほとんど誰も知らなかったのに、今やフィンランドでもFukushimaと言う名はこんなにも知れ渡っている。こんな事で有名になるなんて…。
そう思うと複雑な気持ちになったけれど、「私達の心はいつも日本にある。明日も明後日も日本のために街に立って募金活動するよ。」と励まされ、涙が出そうになった。
もし自国以外で災害があったとしても、私はここまで行動を起こしたただろうか。
今日のヘルシンキは晴れていたとはいえ街頭に数時間立っていると体がどんどん冷えて来て、足もだるくなり、つい弱音を吐きたくなる自分が情けなかった。
今この瞬間も帰る家もなく満足な食料も水も暖房さえない避難所にいる人達のことや、今も被災地に残る家族の顔が頭に浮かんだ。

今日は身をもって多くの人達の支援の気持ち、行動する力を感じることが出来て、それはとても意義のある時間だったと思います。

長く暗い冬に耐え根気のあるフィンランド人にはsisuと呼ばれる不屈の精神力 - フィンランド人魂 - のような言葉があります。国民性が似ていると言われる日本人、さらに気候風土や気質が似通っている東北人にもこれに通じる大和魂があると思います。
ここ数日ネットに齧りついては落ち込んでばかりいたけれど、今日体を使って活動しているうちに、日本は必ず大和魂で立ち直る!と信じる力のようなものが湧いて来るのを感じました。
今は復興を信じて、自分のできる事をそれぞれがコツコツやって行くだけだ。


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2011.03.16 | 日本を想う/福島を想う

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