クリスマスの風景
移住後はじめての今年のクリスマスはロバニエミでとても楽しい時間を過ごすことができました。
出発したヘルシンキの街は雪がなかったけれど、北極圏のこの街ではもちろんホワイトクリスマス!
クリスマスイブの前の日は、彼の両親が森から切って来たモミの木のツリーに皆でリースを飾りつけ、ツリーの根元にそれぞれ持ち寄ったクリスマスプレゼントを置きました。
夜は皆でお墓参りへ。こちらでは昼間ではなくクリスマスイブの晩にお墓参りに行きます。イブの日は駐車場が混むという事で私達は前の晩に行きましたが、すでにたくさんのお墓の前に雪を掘ってランプが置かれていて、その灯りはとても美しく静寂な光景でした。
この日、地元サンタクロース村ではサンタが世界中の子供達へプレゼントを届けに旅立つ出発式があったようです(笑)
クリスマスイブの日は家族皆で過ごします。
彼の両親、 パッパ(お祖父ちゃん)、ムンミ(お祖母ちゃん)、妹家族と勢揃いでクリスマスディナーをいただきました。
テーブルにはJoulukinkku(ヨウルキンック)という豚肉のハムやRosolli(ロソッリ)というビーツのサラダ、ニンジンやラントゥ(黄色いカブ)やジャガイモのLaatikkoラーティッコ(グラタンのようなもの)などフィンランドの伝統的なクリスマス料理が並び、どれもすごく美味しくて何回もおかわりしていまいました。そしてまた確実に体重が…。
クリスマスの飾りをしたり料理を作ったりと人が集まる時もてなしの主役はやっぱり彼のお母さんで、私達が使わせてもらった部屋もクリスマスらしい可愛らしい飾り付けがそこかしこにしてあり、いつもことさらお金をかけるわけでなく季節にあったインテリアができるセンスは素敵だなと思う。料理も盛りつけも食器の選び方もどれもすごく上手で見習いたいなといつも思います。
主役のお母さんの陰のサポート役は彼のお父さんで、いつも台所に控えて食器の上げ下げや、皆のお酒やコーヒーがなくなる頃合いをみてはついでまわったりと、その行き届いた気配りにはいつも感心してしまう。そんな姿を子供の頃から見ているから彼も男の人にしては細かいところまでよく気がつく人なのかも…と思ったり。
クリスマスの日は、彼の友達の家やお祖父ちゃんお祖母ちゃんや妹の家を訪ねてまわって過ごしました。
毎日昼近くまで寝て起きると美味しい料理が出て来て、ソファに寝そべりテレビを見て、眠くなると毛布をかけてもらう、というような食っちゃ寝状態で自分の実家かいって程よくしてもらい、本当に楽しいクリスマスを満喫しました。ありがたいことです。
来年のクリスマスも楽しみだわ~とすでに今から心待ちにしている厚かましい私です(笑)
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2008.12.28 | Comments(6) | ロヴァニエミ Rovaniemi
