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我が家のお正月とお節

明けましておめでとうございます。

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また昨年の暮れも、お節を作った。ここ数年毎年作っているうちに、冬馬も覚えていて楽しみにしてくれるようになり、フィンランド人の夫も日本食好きで抵抗がない楽な人なので、すっかり恒例となった。
フィンランドのクリスマス料理も一応作ってはいるけれど、ほとんどがオーブンで焼けば出来るものなので、それに比べると日本のお節はその何倍もの手間と時間、そして海外では日本の数倍の高い材料代もかかる。
それでも、元旦のちょっと改まった特別な空気や清々しい気持ちが頭に浮かんでくると、そこにはやはり、お節があってほしいので、手に入る限りの材料で、毎年なんとか頑張って作るのだ。

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今回はサツマイモが手に入ったので、栗きんとんも作った。くちなしの実がないので、鮮やかな黄色にはならないけれど、栗もサツマイモも大好きな冬馬は喜んでくれた。そういえば母の栗きんとんも自然な感じの色だった。
母の作るお節は、ねじり梅の人参や花形の蓮根などの飾りはないけれど、慈姑(くわい)や百合根、長老喜(ちょろぎ)なども入っている、煮しめ中心の素朴な田舎のお節だった。
ストーブの上に鍋をのせてコトコト何時間も黒豆を煮ていたり、「いかにんじん」という福島のお節に入るスルメイカと人参を瓶に漬込んでいたり、暮れは朝から晩まで立ち働いていた姿が思い浮かび、お節を作っていると、子供の頃の台所の情景が蘇って来る。
いろいろ教わる機会もないまま母はすでに亡く、遠い記憶の糸をたぐり寄せながら、インターネットで調べたり、実家では作っていなかったメニューや初めて知るレシピも多く、自分が作るお節は我が家だけのものになった。

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妹が日本から送ってくれたドラえもんの子供用包丁に、冬馬は大喜び。5歳くらいから時々ピーラーで、にんじんの皮むきなどを手伝ってくれたりするので、さっそく包丁を使って切ることを教えた。最初は怖々やっていたけれど、面白かったようだ。将来は、自分でお節を作れる男子になってくれるとさらに嬉しいけれど(笑)

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フィンランドでは、1月6日のLoppiainen・公現祭まではクリスマスツリーを飾っておく家が多く、我が家もクリスマスイヴぎりぎりにいつもツリーの生木は飾るので、1週間程度で捨てるのは忍びなく、この日まで居間にはツリー、ダイニングには鏡餅という珍妙なことになっているけれど、そこは日フィン家庭ということで、我が家独特のお正月でいいかな…。
ありがたいことに、妹からの小包にはしめ飾りも入っていて、今年はかなりお正月らしくなった。
冬馬は日本語補習校などで、日本の行事をいろいろ教えてもらってはいるものの、実際に体験したことの方が印象に残ると思うので、元旦はなるべく日本のお正月を感じてもらいたい。目で見て舌で味わうお正月は、やはり日本の素晴らしい美意識と文化だと思うのだ。


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2017.01.04 | 日本を想う/福島を想う

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