ニューフェイス
夫の実家に子猫がやって来た。
先代のワイルドなオス猫タレクが亡くなってから1年余、ニューフェイスの小さな猫の名前は、Kismet(キスメット)。フィンランド語で子猫のことをkis kisと言ったりするので、そこからつけたのだとか。同じ名前のチョコレートも売られている。キスメットは、家族みんなのアイドル。
黒白のハチワレ猫で、靴下をはいてるみたいに4つの足の先は白、しっぽの先も一刷毛したようにちょこんと白くて、なんとも絶妙な柄。
久しぶりに子猫に触れたせいか、いつも我が家のぽっちゃり猫マメを見ているせいか、ものすごく痩せていて小さく感じる。抱っこしても軽くて驚く。我が家のマメは漬物石みたいに重いので、尚更…。
フットワークも軽く、いつも弾丸のようにそこら中を走りまわっている。
夫の実家の猫は代々家と外と出入り自由にしているせいか、キスメットも時々おじいちゃんと庭に出て、外に出る練習をしている。家族が出かける時と帰って来る時は、いつも通りに面した窓にダッシュして外を見て確認している。一時もじっとしていなくて、かなりお転婆な猫なので、外に出て行ったまま帰らないなんてことになりませんように。
夫の家族は猫派なのか皆大の猫好きで、独り立ちした甥っ子君もベンガル猫と一緒に暮らしはじめて、こちらも野性的なヒョウ柄が美しく、そしてとってもスマート。どの猫もそれぞれちがっているけど、みんなやっぱり可愛い。
