フィンランドのミニツリー
日曜からアドベントが始まりました。もうクリスマスまで4週間。徐々に街もクリスマスらしい雰囲気が増して来ました。
3週間程前に旦那さんのロバニエミ出張にお店の仕入れもかねてくっついて行ったのですが、その際に見つけたのがLastukuusiと呼ばれる白樺とハコヤナギで作られたミニツリー。
職人さんが柔らかいハコヤナギを削りシュルシュルとカールした枝葉と台座部分は白樺で出来ています。
ヘルシンキに戻る日にどうしても気になって仕入れたのですが、聞いてみるとこれを制作していた職人さんは今春に亡くなってしまい、アトリエに残されていた最後のツリーだということ。後を継ぐ人がいないので、たぶんもう来年は作る人がいない事を知りました。
日本もそうですが伝統工芸などの職人さんは後継者が少なく、その素晴らしい技が廃れてしまうことも少なくないのは、ここフィンランドも同じようです。それはとても残念なことだと思います。伝統工芸とか民芸品って私も若い頃は泥くさいというか、その良さがわかっていなかったのですが、年のせいか自然素材を使ってその特質を知り抜いて作られた物たちは、無駄がなく本当に美しいなと思います。
そんなわけで最初で最後の仕入れになってしまったLastukuusi、残されていた中で一番大きいツリーを自宅用にも手に入れました。小さい方はお店で販売中です。
シンプルだけど見ているとフィンランドの冬の森の風景が浮かんできます。
これならクリスマスを過ぎても冬中飾っておけそうです。
クリスマスに似合うオーナメントなどの木製品、テーブルランナーなど布製品も入荷中です!
