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薔薇色のスープ

いまだに雪のない今冬のヘルシンキ。気温も零下にならず0度以上が続き雨ばかり降っています。
冬が長く日照時間が極端に短いフィンランドでは、冬になるとお店に並ぶ野菜の種類もかなり減ってしまいます。そんな中、冬によく出回る野菜といえば Punajuuri・レッドビーツ。
スープにしたりピクルスやサラダにしたりします。

punajuuri01.jpg

最近また風邪のリレーが続いていた我が家。体が温まる根菜メインのものをということで、レッドビーツのスープを作りました。
レッドビーツは、皮つきのまま酢を入れたお湯でぐつぐつ茹でた後に皮を剥くと楽です。レッドビーツを扱うと指やまな板などの調理器具が真っ赤になるんです。洗うと落ちますけど、思わず見とれる程全てが真っ赤に染まります(笑)。
バターで炒めて茹でたジャガイモとタマネギにスープストックを加えた後、一緒にフードプロセッサーにかけ、さらにムーランで漉しました。ちょっと手間はかかるけれど、喉ごしがよくなります。
鮮やかな薔薇色のスープ。
塩こしょうしただけで、自然なビーツの甘みがあって美味しい。
好みで牛乳や生クリームを入れたりもします。
ここに我が家は時々ペリメニ(ロシアの水餃子)を入れるのも好評。どちらもボルシチの国お隣ロシアから来たので相性がいいんでしょうね。ちなみにボルシチはフィンランドでもとてもポピュラーな家庭料理です。
フィンランドで手に入らない野菜に焦がれることもありますが、やはり住んでいる土地で採れたものには滋味があるなぁと思います。

punajuuri02.jpg

真っ赤な色を見た冬馬は最初ひるんだものの、茹でただけのビーツに塩をパラパラとかけ、最近見つけたイチジクのバルサミコソースをたらして与えてみたら気に入ったようで、こちらの方がよく食べてました。
イチジクのバルサミコソースは酸味が少なくまろやかで濃くがあるので、冷やして食べてもデザートのようでとても美味しい。そういえばアイスクリームに煮詰めたバルサミコソースをかけるなんていうのも見たことがあります。
ビーツは脱塩効果があり、血液をサラサラにしてくれて疲労回復にもいいようです。
これは冬の定番にしてみようと思います。


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2014.01.09 | 料理

クリスマスのハム Joulukinkku

フィンランドではクリスマスのメイン料理に豚肉のハムを食べます。
今年は、はじめて自分でクリスマスのハムを作りました。
出来た状態でも売られていますが自分で焼く人も多く、クリスマスの時期になると何kgもある豚肉の塊がお店に並びます。
我が家は3人家族なので食べきれないこともあり2kgと少量サイズを買って来ました。

joulukinkku01.jpg

スーパーなどで肉と一緒に売られているハム専用の耐熱性の袋に入れて肉の内部温度がわかるようにブスリと温度計を刺し、100度前後に温めたオーブンに入れて肉の内部が80度前後になるまでじっくり時間をかけて焼きます。焼き上がったらマスタードと今回はアーモンドパウダーを表面につけてさらに250度のオーブンで10分位焼きました。フィンランドのマスタードは甘めで種類も豊富。うちではコニャック入りのマスタードを塗り、仕上げにクローブを刺して焼きました。
さらに肉が焼きあがった後、ビニールにたまった肉汁とマスタード、蜂蜜、リンゴのマーマレードと生クリームを煮詰めてソースも作りました。このリンゴ風味のソースは、豚肉にとても合います。沢山できたので、普段豚肉料理やマッカラ(ソーセージ)を食べる時にも使ってみようと思います。
義母に途中で電話をかけて聞いたりしてなんとか失敗せずに完成。

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他にフィンランドのクリスマス料理というとLaatikkoというキャセロール料理があり、にんじん、じゃがいも、Lanttuという黄色っぽいカブの3種類をマッシュして、それぞれ卵やクリームなどと一緒に焼いたものを食べます。これが私も含め家族全員あまり食べない…。私はLanttuとジャガイモはわりと好きですが、ニンジンは苦手。そんなわけで少量だけ買ってきたのですが、それでも食べきれず。
サラダはRosolliというレッドビーツの酢漬けが入ったものがあります。これにサワークリームのようなソースをかけたりもしますが、クリームを使う料理が多く胃がもたれる感じなので、我が家はいつもクリームなしです。逆にさっぱりしたものが食べたくなるので、カリフラワーの酢漬けやパプリカの塩麹漬けなどを作っておきました。
他にGräävilohiというサーモンの塩漬けやRiisipuuroという甘い米粥なんかも食べます。

taatelikakku.jpg

そしてクリスマスのケーキは、今年はTaatelikakku デーツ(ナツメヤシ)のケーキを食べました。デーツのケーキはフィンランドではとてもオーソドックスなケーキ。見た目も味も一見ブラウニーっぽい感じですが、デーツは果物なのでビタミンCと繊維質が多いそうです。これは家族全員大好きなケーキ。見た目は地味ですが、味は濃くがあって美味しいです。

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冬馬の一番の楽しみはやはりこれだったようです(笑)。

フィンランドのクリスマス料理は、とくに凝ったものはなく実に質素。
冬が長く厳しいため色々な種類の作物が育たないことと、質実剛健というお国柄もあるのかもしれません。


2013.12.29 | 料理

ザリガニの季節

8月はザリガニの季節です。ザリガニ漁が解禁になるので、ザリガニパーティーをしたりするそうで、お店にはザリガニ柄の紙ナプキンとか皿とかザリガニグッズが並んで見ていると楽しいです。

ザリガニ自体は、まだ日本に住んでいた時にムーミンカフェで初めて食べたっけ。その時の印象は、食べるところ(身)が少ない…これじゃお腹いっぱいにならん…でした。
子供の頃、川でザリガニ釣りをした記憶があるけど、食用じゃなくて水槽で飼ってる子がいたような…。種類が違うんでしょうかね。
フィンランドに引っ越して、今度こそ本場のザリガニが食べたい!と言ったところ、日頃からフィンランド人らしからぬ旦那さんの返事は、自分は一度も食べたことない、でした…。

zari01.jpg

スーパーに行くと冷凍ものや魚売り場で生も売ってますが、けっこう高いし食べられる量が少ない。で、発見したのは、すでにボイルした身だけになってるパック。ディルと塩で味付けもされていて、そのまますぐ食べられる状態。
これにホウレン草も入れてキッシュにしてみました。こちらではシーフードは高いし種類もないので、ザリガニのパックで代用するのもなかなかいいかも。これなら一年中手に入るし。

sari02.jpg

でも、いつか島にあるレストランで殻つきのザリガニを食べるのが夢、と旦那さんに言ってみたり。


2010.08.22 | 料理

ラップランドのトナカイ料理 Poronkäristys

最近料理に目覚めたらしい旦那さん、いろいろ作ってくれるのはいいけど、レシピを見てるのに途中で面倒くさくなるらしく計量など適当にやるので、味がほとんどないか、くしゃみが出るほど胡椒効き過ぎとか失敗が多い…。
そんな中で唯一美味しかったのが、旦那さんの出身地であるラップ地方の郷土料理「Poronkäristys ポロンカリストゥス」。

poron02.jpg

マッシュしたジャガイモの上に煮込んだPoro(トナカイ)の肉をのせて、Puolukka(リンゴンベリー/こけもも)のジャムを添えて食べます。
フィンランドらしい塩胡椒のみのシンプルな味ですが、トナカイ肉の旨味があって私は好きな料理です。臭み消しの意味もあり、Puolukkaのジャムは肉と一緒に食べられることが多いです。

poron01.jpg

トナカイ肉は今回冷凍のを使いましたが、ラップ地方ではスーパーなどで生肉を買うことができます。ちょっと独特の臭みがありますが、他にもスープに入れたりします。
旦那さんの実家へ行くといつもお義母さんがトナカイ肉のスープを作ってくれて、美味しいです。
その実家にも猫がいるのですが、おやつがわりに生のトナカイの心臓(ハツ)を与えられていてビックリ…。ワイルドな猫だ…。
他にはHirvi(ヘラジカ)の肉なんかもこちらでは食べられています。

2009.08.18 | Comments(18) | 料理

不思議なフィンランドのパン Kalakukko

市場へ行ったら日曜マーケットというのがちょうど開かれていて、ヨエンスーから出店していたお店で、Kalakukko(カラクッコ)を発見。
私が初めてクッコを食べたのもヨエンスーから程近い北カレリアの村だったので、懐かしくなりさっそく買って久々に食べました。

kalakukko01.jpg

Kalakukko(カラクッコ)はサヴォ地方の伝統的な食べ物で、固いライ麦パンの中にワカサギに似たMuikku(ムイック)と呼ばれる小魚がみっちり入ったちょっと不思議なパン。
魚はムイックだけじゃなくサーモンやアハヴェンと言う魚が入っていることも。
そしてクッコにもいろいろバリエーションがあって、Lanttuと呼ばれる黄色のカブが入ったLanttukukko(ランットゥクッコ)とか肉入りのLihakukko(リハクッコ)なんていうのもあります。
パンっていうよりなんだか塩釜焼きみたいな食べ物です。でもパンの部分も一緒に食べますが。
かなりのボリュームなんで2切れくらいで充分お腹一杯になります。

昔は森へ行く時なんかにお弁当がわりに持って行ったそうです。そう言われるとおかずとパンが一緒になったランチボックスみたいな感じもします。

2009.08.08 | Comments(14) | 料理

フィンランド夏のスープ Kesäkeitto

久々にフィンランド料理のご紹介。夏のスープ「Kesäkeitto」。

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カリフラワー、エンドウ豆(sokeliherne)、ジャガイモ、にんじん、を水で煮て、最後に小麦粉を入れた牛乳を加え、パセリ、ディル、わけぎ又は小口ネギ(ruohosipuli)をパラっと散らし味付けは塩だけという、とってもシンプルなスープ。
今回は旦那さんの好きな、Lanttu(ランットゥ)と呼ばれる黄色い大きめのカブのような根菜も加えました。
夏の野菜がたっぷり食べられるので、ビタミンやミネラルたっぷりなところがいいです。

レシピは最近買ったフィンランドの家庭料理本「Kotiruoka」から。この本は1908年に出版されてからずっとロングセラーらしく古本屋さんでもよく見かけます。調理道具が並んだ装幀が素敵。パイ生地の包み方や飾り方とか、ハサミで魚を処理する方法とかいろいろ載っていて面白いです。ただ計量がフィンランドはccじゃなくてdl表示なので、ちょっと困るんですけど…。

実は旦那さん、このスープが子供の頃は苦手だったらしい。なんだかそれはわからないでもない…。
味付けが塩だけなので、よく言えばあっさりしてるけど旨味がちょっと物足りない感じもするのです。採れたての味がしっかりした野菜を使うなどすればまた違うのかもしれませんが…。
そんなわけで私は白胡椒、スープストックもちょこっと入れました。もっとコクが欲しい人は、少し生クリームも加えるといいかも。

2009.07.29 | 料理

夏の食卓

今日はJuhannus ユハンヌス(夏至祭)のため、田舎やkesämökki ケサモッキ(サマーハウス)で過ごす人々が数日前から大移動。Juhannusはクリスマスと同じくらい一年の中でも重要な行事のようで、ほとんどの人が家族と過ごします。
そんな中、我が家は今年のユハンヌスはヘルシンキで過ごすことにしたので、家でのらくらしております…。
今日は昼間から激しい雨が降ったり止んだり、夕方から始まるkokkoコッコと呼ばれるかがり火は雨でもやるのかな?というあいにくの天気。どうも夏至祭の日はお天気が崩れやすいようで、数年前に北カレリアの村で夏至祭をすごした時も夜に突然の豪雨でkokkoの火が小さくなってしまったっけ…。

ユハンヌスの食べ物って何かあるの?と旦那さんに聞いても特にこれといったものはないようですが、新ジャガがお店に出回りはじめたので、最近は何かとよく食べています。
日本に比べて誇れる食材が少ないフィンランドですが、じゃがいもは美味しいです。皮付きのまま茹でたりオーブンで焼いてバターをぬったりして食べるだけで充分美味しい。

jyaga.jpg

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うちでよくやるのはフランスクリーム/クレームフレッシュ(Crème fraîche)と呼ばれるクリームにディルと塩少々を混ぜたものをかける食べ方。このクリームはサーモンでもにんじんでも何でもかけちゃいます。日本だとちょっと手に入りづらいと思うのでサワークリームで代用できます。
この日は、ジャガイモとサーモンのバター焼きにディル入クリームをかけて、パプリカのマリネを添えたのと、ほうれん草のポタージュスープ。


silli.jpg

そして他にじゃがいもと一緒にこちらでよく食べられているのはsilli シッリ(にしん)の酢漬け。私はこのにしんの酢漬けが大好きで、旦那さんに「タクサン食ベルじゃナイ!」と止められるまでついつい食べ続けてしまいます(爆)

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瓶詰めのデザインも素敵な感じ。Ahtiは海の神様ポセイドンのフィンランド名だそうですよ。

2009.06.19 | Comments(6) | 料理

お袋の味ロヒケイット Lohikeitto

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フィンランドの家庭料理の定番といって思いつくのは、サーモンスープ『Lohikietto ロヒケイット』。各家庭で少しづつ味付けも違うようで、お袋の味といったところでしょうか。カフェなどのメニューにもよくあります。

lohikeitto00.jpg

材料はサーモンとジャガイモ、ニンジン、タマネギ、といたってシンプル。
こちらのサーモンは肉厚で脂がのっていてとても美味しいです。切り身を買っても立派なウロコ付きで、下処理が少しめんどうですが。
特徴としては北欧でよく使われるハーブ、ディルを入れるのが味のアクセントになっています。ディルは爽やかな味と匂いのするハーブで魚の臭みを消してくれます。こちらのお店では生の物がポット付の束で売られているので、ジャガイモ料理の時でも何でも使いたくなります。マリネにもよく使われています。

私は他に細かく刻んだマッシュルームも入れてます。スープを作る時は旨味が出るように最初にタマネギとマッシュルームを細かく刻んでバターでじっくり炒めています。本当は細かく刻んだセロリも入れていたのですが、旦那さんがアレルギーであることがわかり入れられなくなってしまいました…。スープの時入れるとすごく美味しいのになぁ…特に夏野菜やトマトスープによく合います。
牛乳は入れる家と入れない家があるようです。私は最後に少しだけ入れてます。

lohikeitto.jpg

初めてロヒケイットを作った時の旦那さんの感想は「お婆ちゃんがよく作ってくれた味にそっくり(お婆ちゃんっ子)」だったそうで、以来ロヒケイットを作った翌日は必ず残りをタッパーに詰めて仕事場まで持って行ってお昼に温めて食べてます。

冬の長いこの国では、ずっと昔から雪の降りしきる夜は体の温まるスープを飲んで寒さをしのいできたんだろうな…と思わせます。

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2009.02.27 | Comments(22) | 料理

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