白夜のラップランドから
今年も夏至祭を旦那さんの実家で過ごすためにラップランド地方へ1週間ほど帰省して来ました。
ヘルシンキもこの季節は夜遅くまで明るいですが、北極圏に位置するこちらでは一晩中太陽が沈まずに完全な白夜となります。そのせいで夜11時過ぎまで子供が外で遊んでいたり、大人も夜中まで外に座ってお酒を飲んだりと遅くまで起きています。
短い夏を惜しむかのように、まさに一日中楽しむのです。
そして今年も悩まされたのが虫…。
北フィンランドでは夏になると蚊やmäkäräinen(マカライネン)という小さくて血を吸う虫が大量発生し、虫除けのために、養蜂家のような頭から顔全体をネットですっぽり覆う帽子や、さらには頭から上半身全部をネットで覆う上着なども売られていて、虫の多い場所では必須アイテムです。
子供も夏だというのにナイロン製のパーカーや、つなぎ、帽子や長靴を身につけて遊ばせることが多いです。
冬馬は、こんなに動きにくい格好でも庭や森を駆け回り水遊びも大好きで、その結果外に出ている顔や首筋をかなりたくさん刺されたのですが、当の本人は遊びに夢中なのかまったく気にする様子もなくケロッとしていて、子供の環境への適応力には驚かされました。
一方私はといえば、着いて早々に頭皮とまぶたを刺され、とくにまぶたはお岩さんのように腫上がり目がよく開けられない程に…。
夏至祭や森の様子などは過去記事もあわせてご覧ください。
ラップランド太陽の沈まない夜
ラップランドの夏の風物詩
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2011.07.02 | Comments(10) | ロヴァニエミ Rovaniemi
