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白樺細工の魅力

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先日、白樺のかごや白樺細工を製作しているおばあちゃんの家へ行く機会がありました。
おばあちゃんの両親も白樺職人だったということで、子供の頃から作っていたそうで、この道何十年という熟練の方でした。今まで見たこともないような形のバッグやポーチ、小物も多く、自宅アトリエを見せてもらった時は、興奮してしまいました。
私自身もともと白樺細工は大好きなのですが、ひとつひとつ微妙に色の違う樹皮の編み目や形を眺めたり、手にとって持ったり、見て使う程にますます白樺のとりこになってしまう、不思議な魅力が白樺の製品にはありますね。

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ヘルシンキは今、木々が芽吹き花咲き乱れて、1年でも一番美しい季節がやって来て、白樺のかご達を持って野外でお店用の撮影をしてみたら、自然の中にある白樺のかごや小物ってなんて美しいんだろう…と自分でも改めて感嘆してしまいました。
素朴で飾り気のない美しさといいますか。なんだかそういうところがすごくフィンランドらしいなぁと思ったり。

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2012.05.31 | ハンドクラフト

フィンランド、天然素材のアクセサリー

まだ子供が生まれる前、独身だった頃はとくにアクセサリーは毎日かかざず身につけていました。
シルバーや半貴石のピアスや指輪、パワーストーンにハマッていた時はブレスレットなども肌身離さずつけていたなぁ。フィンランドに住むようになって何故かパワーストーンはまったく身につける気がしなくなり、お役目を終えたのか…今は仕舞い込んだまま。
普段は育児や家事のじゃまになる…ということで結婚指輪さえ外出の際に気が向いた時にしかはめなくなってしまった。まぁこれは二つのリングをジョイントするという変わったデザインのを選んでしまったから…というのもあるのだけど(苦笑)。
まだ冬馬が赤ん坊の頃、フープタイプのピアスをつけていたら思いっきり引っ張られて、すっごく痛かったっけ(涙)。それでも最近は,彼も成長してアクセサリーをつけていてもイタズラしなくなってきたので、ピアスやブローチなどはつけるようになってきました。まだネックレスなどは引っ張られる危険があるのであまりつけないけれど。
最近のお気に入りはトナカイの角細工や木製のピアス。これらの素材はフィンランドに住んでからよく身につけるようになったもの。

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写真右側の木製ピアスはaarikkaのヴィンテージでアンティーク市で見つけたもの。赤からグラデーションで淡い桃色になってゆく木の玉がシックで温かみがある。パーツも繊細でよく出来ています。aarikkaの創業者でデザイナーでもあったKaija Aarikkaのデザインしたものは、今のものにはない落ち着いた木の色合いや精巧な細工も含めて好みです。以前ブローチを見つけてからヴィンテージで探すようになったのですが、これがなかなか見つからない。全体数が少ないのか…蚤の市やフリーマーケットでもほとんど見かけません。

トナカイの角細工のピアスはラップランド地方のサーミ(北方先住民族)から伝わる伝統工芸品で、毎年生え変わるトナカイの角を切り出し、研磨した上に手彫りでサーミの文様や絵文字が彫られています。以前からフォークロアや少数民族のアクセサリーなどが好きだったので、自分的にはかなりツボなテイスト。サーミの絵文字には一つ一つ意味があり、私が持っている写真中央の丸いピアスはサーミの言葉で「月」をあらわしています。
それから左側のスクエアのピアスは貴重なものらしく、トナカイの角は通常丸く切り出すので、そこから四角に手作業で形をととのえるのは熟練した技術がいるそう。工房も見学させてもらったのだけど、彫刻刀に似たニードルのついた道具で職人さんが一つ一つ手作業で模様を入れていくので1日に何個も作れないのだそう。


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もう一つ、最近愛用しているトナカイの角細工のブローチは、仕入れ先のオーナーがプレゼントしてくれたもの。サーミの絵文字が組み合わされて彫られていて、「トナカイ」「幸福の鳥」「ドラムを持つシャーマン」「揺りかご」など、とっても気に入ってます。これらは絵文字違いでお店の方でも取り扱ってます。

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トナカイの角細工のブローチは、こんな風にアンティークレースのストールを留めたり、エスニック調のストールや、デニムなどにもなかなか似合います。意外と万能。トナカイの角細工を身につけていると何となくパワーのようなものを感じます。灰色がかったのや乳白色など切り出す部分によって微妙に色合いも違っていて、独特の味わいがあります。長く使っていくうちに徐々に深みのある色合いになっていきそうです。

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お店を始めようと思いついた時、まっ先に仕入れようと思ったトナカイの角細工製品。
以前から個人的にも買い求めて愛用しているお店&工房へいきなりアポなしで行って、ネットショップで日本へ紹介したい!と滅茶苦茶下手なフィンランド語で、しかし熱く語ったら、最初は驚いていたようだけど快く仕入れを許可してくれたオーナー。
一度心を許してくれると、とても気さくなフィンランド人特有というか温かい人柄で、行く度にこれ持って行きなさいよ、とオマケまでつけてくれる。
これからも末永くおつきあいしていきたい工房です。


トナカイの角細工のアクセサリーなどは、お店でも取り扱っていますので、ぜひご覧ください!

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2012.01.19 | ハンドクラフト

フィンランドのミニツリー

日曜からアドベントが始まりました。もうクリスマスまで4週間。徐々に街もクリスマスらしい雰囲気が増して来ました。

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3週間程前に旦那さんのロバニエミ出張にお店の仕入れもかねてくっついて行ったのですが、その際に見つけたのがLastukuusiと呼ばれる白樺とハコヤナギで作られたミニツリー。
職人さんが柔らかいハコヤナギを削りシュルシュルとカールした枝葉と台座部分は白樺で出来ています。

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ヘルシンキに戻る日にどうしても気になって仕入れたのですが、聞いてみるとこれを制作していた職人さんは今春に亡くなってしまい、アトリエに残されていた最後のツリーだということ。後を継ぐ人がいないので、たぶんもう来年は作る人がいない事を知りました。
日本もそうですが伝統工芸などの職人さんは後継者が少なく、その素晴らしい技が廃れてしまうことも少なくないのは、ここフィンランドも同じようです。それはとても残念なことだと思います。伝統工芸とか民芸品って私も若い頃は泥くさいというか、その良さがわかっていなかったのですが、年のせいか自然素材を使ってその特質を知り抜いて作られた物たちは、無駄がなく本当に美しいなと思います。

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そんなわけで最初で最後の仕入れになってしまったLastukuusi、残されていた中で一番大きいツリーを自宅用にも手に入れました。小さい方はお店で販売中です。
シンプルだけど見ているとフィンランドの冬の森の風景が浮かんできます。
これならクリスマスを過ぎても冬中飾っておけそうです。


クリスマスに似合うオーナメントなどの木製品、テーブルランナーなど布製品も入荷中です!

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2011.11.30 | ハンドクラフト

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