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ユハンヌス 野の花束

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昨日はJuhannusu(ユハンヌス)夏至祭の前夜で、フィンランド各地の湖畔や海辺ではKokkoの篝火が炊かれ、夜半過ぎまでダンスをしたり歌ったり、クリスマスに次ぐ大切な行事のJuhannusuでは、森や野原で花を摘みブーケや花冠を作って夏の到来を祝います。

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家の周りを散歩しながら摘んだ野の花で、私も小さな花束を作って、ささやかに夏至祭の気分を味わいました。

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夏至の前夜は毎年荒れ模様で天気が悪いことが多いのだけど、珍しく昨夜は晴れていい天気でした。
午前零時近くでも白夜なので仄かに明るく、水辺の風景も美しい夜でした。

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2019.06.22 | 草花木ノ実自然帖

ライラックのシロップ

以前から試してみたかったライラックのシロップを作ってみた。

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摘んできて熱湯につけている時は、けっこう香りが漂っていたけれど、少し煮てから漉して出来上がったシロップは、仄かにライラックの香りがする程度。沢山のライラックを生けておくと香りが強いので、自分にはこれくらいで丁度よく感じる。

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冷やしてから、炭酸とレモン汁を垂らして飲んでみたら爽やかで、このところヘルシンキも暑い日が続いて部屋の中も蒸して汗ばんでグッタリする感じだったので、夏にぴったりの飲み物だと思った。
ネットでライラックのシロップで調べてもあまりレシピがなかったけれど、フィンランド語のSyreenisiirappiで検索してみると何件もヒットして、夏になると作って保存している人々もいるよう。シロップやコーディアルってけっこうどんな花からも出来るみたいですね。

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カゴいっぱいにライラックを摘んで、洗ったあとに一つ一つ茎から花びらだけを取ってゆく作業は時間がかかるけれど、ライラックの香りを楽しみながら花びらが山盛りになってゆく様は、なかなかうっとりとして楽しいのだった。

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来年は砂糖漬けも作ってみようかなと思う。


2019.06.08 | 草花木ノ実自然帖

花時間

今年はなかなか春にならないなと思っていたら、一気に初夏へ。
久しぶりに花々を部屋にも飾って、季節を感じることができた。

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2017.05.25 | 草花木ノ実自然帖

アロニア チョークベリー

今年もこの黒い実を摘んできたわけですが、まだしつこく食べられるのか疑っている夫を横目に、たしかにエルダーベリーにしてはなんだか実が大きいような…と気になり出して、いろいろ調べたところ、アロニア(チョークベリー)という実だということが分かりました…(汗)。
北米やロシアではけっこう一般的なベリーらしいけれど、フィンランドではそうでもない感じ。ということで以前に投稿したエルダーベリーの記事は削除しました(汗)。

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こちらの実もちゃんと食用可能だったので、ほっと一安心。なんせ今年は2kgも摘んできてしまったもので(苦笑)。
しかも瓢箪から駒といいますか、このアロニアもかなりのスーパーフード!ということが分かりました。
なんでも脂肪燃焼効果が高くメタボにとてもいいとか、抗酸化作用があるのでアンチエイジング効果もあり、抗アレルギー効果や、眼精疲労にも良く、エルダーベリーのように免疫力を高める効果もあるので、こちらも風邪にも良いそう。なんだか良い事づくめのベリーじゃないですか!

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すでに何本もコーディアルを作った後に分かったので、これからじゃんじゃん飲もう。ダイエットした方がいい夫にもかなり必要なので飲ませよう。
生食にはむいてなくて皮に渋みがあるのですが、調べていたら焼酎(こちらではウォッカがいいかも)を吹き付けて冷凍してから使うとよいのだとか。まだ実がなっているので、この方法で冷凍保存して、今度はジャムでも作ってみようかと。

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しっかし、どうりでハーブなどに詳しいはずの義母も知らなかったわけだ。調べてゆくと、どうもフィンランドではエルダーってほとんどないのかも?お隣スウェーデンでは咲いていると思われ、IKEAなんかでもジュースが売られていたりするので、そこまでが北限とか…(悲)。
アロニアの方は、めちゃくちゃ耐寒性があるらしく零下30度の土地でも生育するそう。まさにフィンランドにぴったりのベリーですね。



2016.08.24 | 草花木ノ実自然帖

エディブルフラワーを愛でる、食す

2月14日は、フィンランドではバレンタインデーではなく、Ystävänpäivä(友達の日)だった。それも近年にはじまったばかりらしい。

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近所のスーパーで珍しくエディブルフラワーを見かけて、一足早い春を感じ思わず手にとった。

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ガトーショコラを焼いたので、雪のように真っ白なクリームの上に、薄紫や黄色や白など色とりどりのパンジーやヴィオラを飾った。子供の頃、野原で花を摘んだり、花の蜜を吸ったりしたことを思い出す。ケーキと一緒にこのまま食べてしまえるというのが、なんともまたロマンチックなのだ。これを前から一度やってみたかった。

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エディブルフラワーは、そのままだとすぐに萎れてしまうので、保存方法を探してみると、シュガーコーティングという方法があることを知った。

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一枚づつ慎重に花びらをピンセットで摘み、表と裏に卵白を刷毛でさっと塗り、すり鉢で擦ってさらにきめ細かくした粉雪みたいなグラニュー糖を、パラパラと振りかける。遠い昔のおままごとをしていた頃に戻ったようで、わくわくする。

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乾燥させたら、砂糖がわりに紅茶に浮かべたりしても素敵なのだ。こういうのって幾つになっても、少女趣味と言われようと、夢見るようにうっとりした気持ちになる。




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2016.02.25 | 草花木ノ実自然帖

氷点下25度

このところ寒波が押し寄せ、一気に今朝は−25℃以下まで下がったヘルシンキ。
暖冬だねぇとずっと言っていたわけですが、甘かった。だいたいこの時期になると、それまでずっと暖かくても、ドカンと下がる日がやって来ることを、毎年なぜか忘れている。

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朝起きると、海からモクモクと煙のように朝靄が立ち上っていて、もの好きにもカメラをもって撮影に行ったのだけど(けっこう他にも撮影している近所の人や観光客らしき人々がいた)、すぐには家を出られない。目の前だろうと軽装で行けるような気温ではない。完全防備で、海辺へ歩く。

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この位の気温になると、口で息をしていると気道がやられてしまうとニュースで言っていた。私は気管支が弱いので、口を開けると咳が出てしまう。鼻で息をしなければならない。でも水分で鼻の中もすぐにみぞれのようにシャリッとしてくるのだけど笑。
近くで見ると、温泉のようでいい湯加減のようにも見えるのだけど、これだけ外気が下がると逆に水の中の方が温かいのかも。なんとこんな気温の日でも、Avantoと呼ばれている寒中水泳、海に入って泳いでいる人がいるのだ…。海が凍ったら、穴掘ってまで入るのだ…。全裸ではなく水着は着ていたけど、いやはや。

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昨日は-20℃前後で、雪もちょっと積もり晴れていて、絶好のソリ日和。Loppiainen(公現祭)で学校もまだ休みだったので、子供たちは家の前にある小高い丘で朝からソリ滑りを楽しんだ。まだギリギリこれくらいの温度までは遊べるけれど、今日はさすがに、いつもほとんど一日中外で遊ばせる保育園も、外出なし。たしか-25℃以下になったら外で遊ばせてはいけないというルールがあったような。

とにかく外は身も心も凍るような極寒だけど、空気が澄んでいてとても美しい。見ているぶんには。
プリスクールの迎えに行った帰り道、冬馬は「一番星が見えるよ!」と嬉しそうにしていた。子供はいつでも元気。


2016.01.08 | 草花木ノ実自然帖

Tyrni シーベリーの実

近所の海辺で、Tyrni(トゥルニ)・シーベリーの実を見つけた。Tyrniはオレンジ色をした小さな実で、生い茂るように実っていた。

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フィンランドでは、ジュースやジャム、リキュールに加工されてよく見かけるベリーだけれど、まさか家の周りに生えていようとは思わなかった。
Tyrni(シーベリー)のことを調べてみると、なんと2億年以上も前からあるベリーで、ヨーロッパやロシア、中国ではおなじみのベリー。ビタミンA、C、Eが豊富。そのためかフィンランドでは化粧品などにも配合されていて美容にも良いらしい。最近日本でも注目されているようで、北海道で栽培が始まったそう。

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Tyrniは、生で食べると酸っぱくて、ほとんとが皮と種という感じ。柔らかい実が潰れると柑橘系の良い香りがする。枝にはトゲがあるので、摘んでいると時々チクッと刺さって痛いしちょっと摘みにくいけれど、せっせと毎日のように冬馬と散歩がてらちょっとづつ摘んで、朝食のヨーグルトに入れて食べるようになった。

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近所の子と一緒に行ったら、摘みながらガブガブ食べていて、酸っぱいのも平気なよう。よく見ていると、ジョギングや散歩をしながらちょっと摘んで立ち食いしている人達もいる。Tyrniが実っていることを知っている人も多いよう。冬の貴重なビタミン源として、冷凍保存しても良さそうだ。
まだまだ食べられるベリーがあるんじゃないかと、目を光らせて散歩している今日このごろ。

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2015.10.13 | 草花木ノ実自然帖

森からの秋の恵み

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そろそろ秋も終盤の週末、森へキノコ狩りに出かけた。
まずは、恒例の焚き火でマッカラ(フィンランドのソーセージ)を炙って腹ごしらえ。ポットにコーヒーも入れて来たので、食後のデザートも食べて、いざキノコ狩りへ。

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この日はあいにくの曇り空で、前日に雨が少し降ったのか森の木々や苔類はしっとりと濡れていて、しかしそんな雨上がりの時こそキノコはニョキニョキ顔を出す。
期待通り、秘密の場所へ行くとSuppilovahvero(スッピロヴァハヴェロ)という、傘は茶色で軸の部分がオレンジ色のキノコが沢山!たいてい2、3本が一緒にくっついて生えている。
あっちにもこっちにも!と夢中で採っていたら、30分位の間に持って来た入れ物に入りきれないくらい採れた。

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他にもとても小さな白いキノコや、食べられるのかどうかも分からないものも沢山顔を出していた。
以前キノコのガイドさんについて森へ入った時に教えてもらったのは、軸を切った際にミルクのような汁が出てくるものは大丈夫とのことだったけれど、素人の私達には、どうも今ひとつ見分けがつかないキノコも多いので、いつも一般的に食用とされているものだけ採って帰る。

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よく見かける真っ赤な傘に白い水玉の、見た目は可愛いらしいキノコは、毒があるとよく知られているので、間違えることはないけれど、毒キノコの中には2回程茹でこぼせば食べられるとされているものもある。しかし我が家では怖くてまだ試したことはない。

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次の日の夕食に、キノコのクリームパスタを作った。ベーコンをじっくり炒めてマッシュルームと一緒にSuppilovahveroを少量のバターと一緒に炒めて、ブランデーをちょっとだけ入れてアルコールを飛ばし、生クリームを入れて塩こしょうして出来上がり。かくし味のブランデーはフィンランドのレシピで見つけたもので、ほんとはコニャックだったけれどなかったので、同じブランデーだからいいかと入れてみた。
キノコの香りがひきたって食べた時に口の中にふわっと広がる感じで、なかなか美味しかった。

今週末からぐっと冷え込んで来るようなので、キノコのスープも体が温まって良さそう。
もうすぐ、長い長いフィンランドの冬がやって来る。

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2014.10.18 | 草花木ノ実自然帖

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