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坂道と函館山

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フィンランドは真っ平らな国で、山といえるような山はないので、急な坂道がある街というものもほとんどなく、函館のような起伏に富んだ地形は、とても新鮮に感じた。
海があって山もあり、和洋折衷の家々の佇まいも素敵な街、函館。

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函館には沢山の坂道があり、函館山に行くまでの坂の途中には洋館やそれを利用した素敵なカフェが幾つも並んでいて、日本でも何処でもないような不思議な異国情緒を感じさせる。

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外国人墓地はロシアや中国、プロテスタント、カトリックなどに分かれ、みんな海を見下ろせる一等地に建てられていて、祖国へ帰ることなく異国で最期を迎えた人々を悼み弔ったのだろう。

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自分は死んでもお墓はいらないと思っていたけれど、こんな場所に埋めてもらえたら、安らかな眠りにつけそうな気がした。



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2017.07.09 | 日本を想う/福島を想う

小樽・余市へ

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2年ぶりに一時帰国した足で、今回は1週間ほど北海道を旅して来た。
まずは仙台空港から札幌千歳空港へ飛び、小樽へ直行。
翌朝は、朝市で腹ごしらえした後、小樽から電車で30分くらいの余市にあるニッカウヰスキー余市蒸留所へ。

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マッサンは見ていなかったけれど、ウイスキー作りにかけた情熱が伝わってくる酒蔵や建造物たち。異国でその生涯を終えたリタの人生についても思うところ多し。ウイスキーの試飲も色々出来て、夫はハイボールが気に入ったよう。

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余市という町の名は、かなり昔から知っていて、学生時代に寮の隣室にいた友人の出身地だった。ワイン作りなども盛んで、彼女の父親も果樹園をやっていると言っていた。あれから長い年月が過ぎ、彼女とは疎遠になり今は消息もわからないけれど、どこかで元気にやっていることを願う。

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2017.07.04 | 日本を想う/福島を想う

我が家のお正月とお節

明けましておめでとうございます。

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また昨年の暮れも、お節を作った。ここ数年毎年作っているうちに、冬馬も覚えていて楽しみにしてくれるようになり、フィンランド人の夫も日本食好きで抵抗がない楽な人なので、すっかり恒例となった。
フィンランドのクリスマス料理も一応作ってはいるけれど、ほとんどがオーブンで焼けば出来るものなので、それに比べると日本のお節はその何倍もの手間と時間、そして海外では日本の数倍の高い材料代もかかる。
それでも、元旦のちょっと改まった特別な空気や清々しい気持ちが頭に浮かんでくると、そこにはやはり、お節があってほしいので、手に入る限りの材料で、毎年なんとか頑張って作るのだ。

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今回はサツマイモが手に入ったので、栗きんとんも作った。くちなしの実がないので、鮮やかな黄色にはならないけれど、栗もサツマイモも大好きな冬馬は喜んでくれた。そういえば母の栗きんとんも自然な感じの色だった。
母の作るお節は、ねじり梅の人参や花形の蓮根などの飾りはないけれど、慈姑(くわい)や百合根、長老喜(ちょろぎ)なども入っている、煮しめ中心の素朴な田舎のお節だった。
ストーブの上に鍋をのせてコトコト何時間も黒豆を煮ていたり、「いかにんじん」という福島のお節に入るスルメイカと人参を瓶に漬込んでいたり、暮れは朝から晩まで立ち働いていた姿が思い浮かび、お節を作っていると、子供の頃の台所の情景が蘇って来る。
いろいろ教わる機会もないまま母はすでに亡く、遠い記憶の糸をたぐり寄せながら、インターネットで調べたり、実家では作っていなかったメニューや初めて知るレシピも多く、自分が作るお節は我が家だけのものになった。

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妹が日本から送ってくれたドラえもんの子供用包丁に、冬馬は大喜び。5歳くらいから時々ピーラーで、にんじんの皮むきなどを手伝ってくれたりするので、さっそく包丁を使って切ることを教えた。最初は怖々やっていたけれど、面白かったようだ。将来は、自分でお節を作れる男子になってくれるとさらに嬉しいけれど(笑)

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フィンランドでは、1月6日のLoppiainen・公現祭まではクリスマスツリーを飾っておく家が多く、我が家もクリスマスイヴぎりぎりにいつもツリーの生木は飾るので、1週間程度で捨てるのは忍びなく、この日まで居間にはツリー、ダイニングには鏡餅という珍妙なことになっているけれど、そこは日フィン家庭ということで、我が家独特のお正月でいいかな…。
ありがたいことに、妹からの小包にはしめ飾りも入っていて、今年はかなりお正月らしくなった。
冬馬は日本語補習校などで、日本の行事をいろいろ教えてもらってはいるものの、実際に体験したことの方が印象に残ると思うので、元旦はなるべく日本のお正月を感じてもらいたい。目で見て舌で味わうお正月は、やはり日本の素晴らしい美意識と文化だと思うのだ。


2017.01.04 | 日本を想う/福島を想う

重箱とお節

ラップランドから帰って来た後の大晦日は、恒例と化したお節作りをした。
今年は重箱があるので、やる気が上がった。

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昨年夏の一時帰国で行った会津で、ずっと念願だった会津漆器の重箱を、白木屋漆器店で見つけることができた。艶やかな漆塗りの黒に、金色の松と朱色の初日の出をあしらった、シンプルでモダンなデザインが気に入った。日の出の部分は一段づつ少し窪んでいて、重箱を持ち上げやすいように作られている。内側の朱赤もアクセントになっている。
白木屋漆器店は江戸時代に創業した老舗で、土蔵作りの建物や和洋折衷の店内もとても素敵だった。小さな美術館のような展示室もあり、見ごたえがあった。

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乾燥黒豆を普通のスーパーで見つけたので、今年は自分で作ってみた。煮ている時に、絶対に豆を空気に触れさせないという、おばあちゃんの知恵袋的な注意を守ったら、ふっくら柔らかでシワも寄らずツヤツヤに出来た。実は今まで黒豆はあまり好きではなかったのだけど、これは小豆みたいに甘くて汁もたっぷりで美味しい。今年は金柑も見つけた。というか、以前からたまに見かける度にそうでは?と思っていて、やっとフィンランド語を調べたらやはりそうだった。これは甘露煮に。キラキラ光るオレンジが美しく、甘酸っぱくて美味しかった。また来年も作りたい。

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お節覚え書き:筑前煮、蒸し玉子、いくらの醤油漬け、黒豆、海老のうま煮、八幡巻き、たたき牛蒡、金柑の甘露煮、なます、枝豆
結構残るかなと思っていたら、昼食に出しただけで、冬馬も夫も全てあっという間に平らげてくれて、お重は空っぽになった。

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日本の祝いの形や食材には、それぞれ意味があるので、それを考えながら作るのも楽しかった。
白木屋さんでは、大好きな瓢(ひさご)の形の銘々皿も見つけて、それも手に入れておいた。少しづつ故郷の漆器を揃えて、お正月に毎年使うのも楽しみになりそうだ。


2016.01.03 | Comments(4) | 日本を想う/福島を想う

日本での夏休み

日本の夏は、湿気を含んでいて緑が濃いなぁと感じた。
じっとしていても汗がにじんで来るほど暑い夏。夕立の雨の匂い。しっとりと咲く紫陽花。人混み。
ほんとにこの感覚は久しぶり。

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一時帰国中、東京では初めてマンスリーマンションを借りて長めに滞在してみた。
フィンランドに移住するまでずっと暮らしていた中央線沿線の街に部屋がみつかったので、まるで日本に戻って暮らしているかのような滞在ができた。
地元の友人と会って一緒に懐かしいお店を覗いたり街を歩いていると、ずっとここで暮らしていたような、タイムスリップしたような気持ちになった。

息子が生まれてから日本滞在中は、友人の子ども達と一緒に遊ぶ機会も増えて、みんな同時期くらいに結婚したり子供が生まれたりして、独身時代は飛び回ってよく遊んでいたのが、今はお互いの子供も一緒というのはなんだか感慨深い。

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長い長いフィンランドの夏休みはまだまだ続く。


2015.07.08 | 日本を想う/福島を想う

帰郷

3年ぶりの一時帰国。成田から真っ直ぐ、震災後はじめて故郷の福島市へと向かった。

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沢山の人々が大きな波に翻弄されたにもかかわらず、久しぶりの故郷は何も変わっていないようにそこにあった。
その何も変わっていないような風景の中に、時折見慣れないものが目に飛び込んで来るのだけれど、それさえももう日常のものとなっていて…。

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苦しみ、悲しみ、怒り、迷い、願い

それでも毎日は過ぎてゆく

あの日から4年という歳月は確実に流れ

変わったもの、変わらないもの

今もここには人々のささやかな暮らしがある


遠く離れていても、ここが私の原点

私に出来ることは、ここから目を反らさず

これからも見続けてゆくこと





2015.07.04 | 日本を想う/福島を想う

フィンランドでおせち作り 2015年

明けましておめでとうございます。

ロヴァニエミから帰宅後、今年のおせち料理は、体調が思わしくなかったのでパスしたかったけれど、帰省前に品切れを予想して、すでに様々な日本食材や野菜類を買い込んでしまっていたので、それらを無駄にしたくない一心で、フラフラしながら台所に立った。料理し始めるとけっこう熱中してしまい、一日中立ちっぱなしで疲れたものの、作り終えた時には咳や頭痛などはすっかり吹っ飛んでいた。
いつもの、お雑煮、お煮しめ、酢れんこんなどを作り、あとは手に入れておいたカマボコや黒豆、塩茹での海老を買って来た。

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福島のおせち料理でよく食べる、青豆と数の子を合わせた「数の子豆」は、今年は冷凍の枝豆が手に入ったので代用。数の子は無理だけど、黄色でつぶつぶした卵のようなものがこちらのスーパーでも売られているので、それを合わせたら見た目はちょっとそれらしくなった。このつぶつぶ、フィンランド語の名前を見ると魚の卵ではなく海藻らしいのだけど、どういうものなのかよくわからない。ちゃんとレモンで塩味もついているので、和えるだけで簡単。味も「数の子豆」に似てる…と言えなくもない。

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他に今年は栗きんとんも作った。フィンランドでも秋に少しだけ栗が出回るので、その時に甘露煮にして冷凍しておいたので、今年はなんとか作ることが出来た。くちなしの実は手に入らないけれど、サツマイモをオレンジ果汁で煮ると色がつくという、知恵袋的情報を見てやってみたら、けっこうちゃんと黄色くなった。
今年は、妹が日本からお餅を送ってくれて、お店でもいろいろ手に入ったので盛るだけのものも多く、短時間で何種類もお皿を埋めることが出来て助かった。

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冬馬は食べないかも…と思っていた、「数の子豆もどき」は意外に好評で、沢山食べてくれた。一方これは好きだろう、と思っていた栗きんとんは、見ただけで最初拒否されガックリきたが、私が食べているのを見てイヤイヤ一口味見したらイケル!と思ったらしく、後からパクパクもっとないの?と聞いてくる程食べた。
夫はというと、フィンランド人にしては初めての日本食材でも大人しく受け入れて食べる方なので、一応一通り全部食べていたが、頭の中では「ナンダっ!?コレワっ??」と渦巻いているのが表情からわかる(苦笑)。それでも付き合って食べてくれるので、ありがたいけれど。

海外で材料も揃わないし、家族も日本人じゃないし、作らなくてもまったく問題ないおせち料理だけれど、日本のお正月気分を少しでも味わいたいという、悲願にも似た気持ちが私におせちを作らせる(笑)。
移住してからすでに6年日本でお正月を過ごしていないけれど、いつか冬馬にも本当のお正月を味わってもらいたい、と思ったりもする年の始め。

今年もよろしくお願いします。

2015.01.05 | Comments(12) | 日本を想う/福島を想う

春の日に想うこと

先日、縁あって知り合った方が作られた絵本が、日本から届きました。

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「少年とカモメ」 すぎうら ひろあき 作

僕は毎日、浜に出る。
もしかしたら、お母さんに、会えるかもしれないと思って。

もちろんお母さんはいるはずもなく、
青い海と、白い砂浜、そして、たくさんのカモメたちがいるだけ。

そんな日が、幾日も続いたある日、
一羽のカモメが僕のところにやってきた。
真っ白くてふわふわの、優しそうな眼をした、一羽のカモメが。

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震災でお母さんを失った少年の悲しみに、共鳴するようにしてうまれた絵本です。
読んでいると少年と自分の息子の姿が重なってしまい、ついついお母さんの視点になって涙がこみあげてきてしまいます。

日々の暮らしの中では、平穏な日常がずっと続いてゆくかのように思えるけれど、津波や地震のような天災、原発事故のような人災など、想像もしなかったような事がある日突然、どのようなかたちで自分の身に降りかかるかわからない、それは誰の身にも起こりえることなのだから、そのことを忘れてはいけないと、改めて思いました。

「忘れる」というのは、心を亡くすと書くのですね。 作者の方からの言葉が深く心に残っています。
物語は悲しみの中で、それでも前を見て生きてゆく力のようなものを感じさせて終わります。

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家のすぐ目の前にある海辺へ行ってみると、2羽の白鳥が交互に顔を海面に潜らせて、せっせと餌をとって食べている姿がありました。

そう遠くない将来、巣立ってゆくであろう冬馬との一瞬一瞬、今という時間をもっと大切にしなければと思いました。

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2014.04.16 | 日本を想う/福島を想う

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