白髪のかっこいい人

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先日誕生日を迎え、ついに50代にリーチがかかる年齢となった。それと同時にこのところ急激に増えてきたのは白髪。数年前まではそれ程気にしていなかったし、抜いたら増えるというのは迷信だと聞いて、時々見つけると引っこ抜いて済ませていた。
ある日そのままにしたら今どれくらい白髪だろうかと思いたち、見つけても放置すること数ヶ月。髪をかきあげて見ると、額の生え際や耳の周りはメッシュを入れたようにけっこう白髪になっていて、おおっ!と思った。いつの間にこんなに生えていたとは。今まではどちらかというと年齢より若く見られることが多かったけれど、白髪の自分をまじまじと見ると着実に年を重ねているのだなぁと、まぁ年齢相応で多すぎもしないけれど少なくもない量と言える。
そして、もうこのまま自分は白髪でいこうと思った。
今までも白髪を染めたことは一度もないし、カラーリングもここ数年はしていない。もともと肌が弱いし、面倒くさがりの自分には、まめに白髪染めをするという選択肢は最初から浮かばない。それより染めることによる頭皮や薄毛のダメージの方が気がかり。母はかなり長い間染めていたので晩年は薄毛に悩んでいた。

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海外在住で若さより成熟に重きをおくヨーロッパに住んでいるということも、白髪を染めなくていいかもという理由にはなっていると思う。この国では若かろうが年を取ろうが髪の色なんて個人の自由だし、金髪だろうがブルーだろうがピンクだろうが、何か言われるということはまずない。最近では日本でも、白髪を染めずにそのままの自分でいこうという流れもあるようで、白髪とは言わずグレイヘアと言ったりするらしい。
グレイヘアになったら楽しめることもあると思う。年齢相応の肌の色艶とのバランスだって自然だし、今まで手を出さなかったカラーの服が似合うようになったり、しっかり口紅を塗ったりしてもオーバーメイクにはならない気がする。まだまだ新しい発見があるかもしれない。

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それでも日本人の黒髪に白髪は目立つので、自分はよくても驚いたりドン引きする人もいるかもしれない。
あえて白髪のままでいるというのは、少しだけ勇気がいるのかも。それでも今さら隠したいとは思わない。
50代からのささやかな挑戦?アンチアンチエイジングである。
年を重ねることを恐れず、そういう自分も受け入れていけたらいいと思う。


2017.03.27 | 暮らし

クリスマスの幸せな記憶

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しんあいなる ちいさな おともだちへ

わたしのことを おぼえていてくれて どうもありがとう。
ひしょの こびとくんたちは わたしが みなさんに へんじをかくのを てつだってくれています。

クリスマスに わたしは となかいの そりにのって みなみのほうへ でかけます。

-中略- 

そして みなさんが げんきで たのしく すごしているのを みれたら たいへん しあわせです。
せかいじゅうの こどもたちに へいわと ゆうじょうが ありますように。


クリスマスおめでとう
サンタ・クロース


わたしのすまいの コルヴァトントリ山は このてがみの えのなかで ゆびさしてありますから
あなたにも わかると おもいます。


5歳のクリスマスに届いたサンタクロースからの手紙は、何十年もの時を経ても奇跡的にまだ私の手元に残っている。
他にも、色とりどりの薄いセロファンが、透かし絵の裏に何枚も重ね合わせてあり、月毎にめくる度に色が変わってゆく、ムーミンのカレンダーをもらった事。それは子供心にも息をのむほど繊細で、美しいと感じたことを、今でも鮮明に覚えている。
その頃は、フィンランドという国やラップランドが、何処にあるのかなど全く知るはずもなく、親もとくに関心があった訳でもないので、それらがどういう経緯で届いたのか、今となっては分からない。
まさかそれから数十年後にそんな遠い国に住み、毎年のようにサンタクロース村のある街へ帰省するようになろうなどとは、昔の私が知ったら、飛び上がって驚くだろう…。

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今年のクリスマスツリーは、手頃なサイズは売り切れで、天井に仕えるほど大きなツリー。ありったけのオーナメントを出してもまったく足りず、大急ぎで冬馬と一緒にジンジャーブレッドを焼いて飾りを足した。

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クリスマスケーキはリースをイメージしたパブロバを作った。メレンゲが口の中でふわっと溶けて、オレンジの皮をすって入れたマスカルポーネと、ベリーやザクロの酸味が爽やかだった。

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「今年のサンタクロースからのプレゼントは何がいいの?」と冬馬に聞くと、「…何もいらない。ほしいものが思いつかない。」という予想外の答えに、えーっっ!?と、うろたえる親…。
もうレゴでもほとんど遊ばないし、何をあげたらいいのか考えてしまったが、夫が提案した小さなロボットを作るキットと、私が薦めたQixelsという、水でくっつく小さなブロックを並べて、ドットのような半立体の絵が作れるキットをプレゼントしたら、ドット絵の方は意外にハマったらしく、もっと作りたいとブロックの追加をお願いされた。
それなのにサンタからは、また個別にプレゼントがもらえると思っているらしく、でも何がほしいのかわからないので、ヘルシンキに一軒しかない日本食料品店で、日本のお菓子を何個か買って袋に入れて、ツリーの下へ置いておいた。
日本で買う何倍もの値段のお菓子を、日頃こんなに沢山もらえる事はないので、わーい!と喜んでくれたけれど、冷静に「サンタはトーキョー館で買ったんだね!」と言われ、焦りまくる親…。
たぶんもう来年あたりでサンタクロースの正体はバレそう…。

それでも、そんな一つ一つの出来事が、子供時代の幸せな記憶として、少しでも残ってくれたらいいと願いながら、今年のクリスマスも過ぎていった。

2016.12.27 | 暮らし

イースター休暇

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イースター休暇3日目、冬馬が急にまた熱をだした…。
気がつくと40度近い高熱。それでもぐったりすることもなく、普段よりさらにおしゃべりになりハイテンションで喋りまくる息子…。熱を出すといつもパワーアップしてしまうのは何故だろう…。それでも話し疲れたのか、いつもよりは眠っている時間も多いので、やはり具合が悪いことは悪いらしいのだけど。

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うちではいつも解熱剤は使わずにレメディを飲ませて、ラベンダーなどのエッセンシャルオイルをたらしたアロマディフューザーで部屋にミストを拡散させて乾燥防止をしながら殺菌するくらい。鼻が詰まるというので、キャリアオイルとペパーミントのエッセンシャルオイルを混ぜて足の裏もマッサージした。だいたいこれで自然に熱が下がってくる。
それにしても久しぶりの青空が広がっているのに、外に出られないのは残念だね〜。


2016.03.27 | 暮らし

クリスマスを待つ時間

もう明後日はクリスマスイヴ。
今年もラップランドで過ごすこともあり、クリスマスツリーは飾らないつもりだったけれど、近所の公園に売りに来ていた中に小さなものがあったので、久しぶりにツリーを飾った。第四アドベントの週は、ツリーを抱えて歩いている人々が沢山いた。

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女性たちの手作りの品が並ぶクリスマス市では、2年ぶりに再会出来たおばあちゃんから買った藁のオーナメントや、素晴らしいヒンメリを沢山並べていたおばあちゃんのオーナメント、ツリーの天辺に飾る星は、蚤の市で見つけた古い藁細工。昨年どうしようか迷って手に入れそこねた、ガラス細工のトナカイが入ったガラスボールのオーナメントにも、また出会えたので迷うことなく連れ帰った。
毎年ツリーを飾るわけではないので、そんなにオーナメントを持っていないけれど、小さなツリーに飾るのには丁度いい数だった。

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今年もジンジャークッキーの生地は、フィンランドのレシピをいろいろ見て、たっぷりのスパイスとリンゴジュースとオレンジゼストを加えるレシピを採用。ジンジャー、クローブ、カルダモンなどのスパイスと、クリスマスに飲むホットワインのGlögi(グロギ)を温めると漂う匂いは、クリスマスの香りの記憶だ。ジンジャーブレッドやクリスマスパイは、焼くとあっという間になくなるので、毎日のように追加で焼いている。

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冬馬は、レゴのクリスマスカレンダーをもらって、朝起きるとすぐに取り出している。一日に一つだけ開けるのを、毎日何が出るかワクワクして待っている。
自分のほしいレゴのカタログの切り抜きを同封して、サンタクロースへの手紙も出した。こっそり開けて確認した親の方は、もの凄く値段の高いレゴが指定されていて、ギョッとしたり(苦笑)
クリスマスはお菓子を焼いたり、プレゼントを探しに行ったり、待つ時間も含めて楽しむものなのだと、あらためて思う。
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2015.12.23 | 暮らし

冬の赤

かなり日照時間が短くなり、日の入りが午後三時頃となったヘルシンキ。朝も10時位までなかなか明るくならず、一日中薄暗い冬の空。

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そんな色のない季節に、目に飛び込んできた赤。赤の差し色は、とても冬らしいと思う。真っ白な雪が積もったらもっと映えるだろうに、まだヘルシンキには雪が一度しか降っていない。
最近IittalaのInstagramなどで見かけて気になっていた赤い実。近所のスーパーでも売られているのを見つけて、さっそく家に持ち帰った。

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気づいていなかっただけなのか、今まで見たことがなかった切枝。さっそく調べてみると、ウィンターベリー(セイヨウウメモドキ)、フィンランド語ではIlexまたはJapanin talvimarja、これは直訳だと日本の冬ベリーという意味で、はじめて見た時クリスマスにも似合うけれど、正月花にもぴったりだなぁと思っていたのだった。
花を家に飾るのは何か月ぶりだろう…。フィンランドでは値段が高いことと、とくに冬は室内が暖かすぎてすぐだめになってしまうので、切り花はめったに買わない。私が買ったものは、枝は太く立派なので難しそうだけれど、日本ではリースにしている人もいて、それも素敵だと思う。

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毎年恒例の女性たちの手作りが並ぶクリスマス市で、ついついその形にひかれて買ってしまったクマ型の瓶に入ったジャム。お店の人が縫ったシマシマ帽子を被っていて、ほのぼのしている。中身は苺とクランベリーの手作りジャム。毎年市では、手作りのジャムが沢山売られていて、ちょっと面白い組合せのものも多い。

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太陽の光が足りないということは、人間の体や心にも影響するので、この国では冬の間は毎日ビタミンDを摂取することが推奨されている。たしかに一日中薄暗い中にいると、時間の感覚がなくなり、だんだんまったりとしてきて、朝もなかなか起きられないし、昼間でも眠くなったり、元気がなくなってくる…。
そんな時に、鮮やかな赤い色を見ると、少しだけ気持ちがふわっと弾む気がする。



2015.12.12 | 暮らし

アドヴェント第1週

今年は11月最後の日からアドヴェント第1週が始まりました。

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冬馬が通っている工作教室で、Piparkakkutalo(ジンジャーブレッドハウス)の飾り付けをしたので、一緒に組み立てました。おかしの家を作るのは、子供も大人もテンションがあがります。
私も子供の頃は、ヘンゼルとグレーテルの絵本を読んで、お菓子で出来た家に憧れたものです。

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我が家では毎年クリスマスツリーを飾るわけではないので、飾り付けというものもとくになく、今年もクリスマスはラップランドにある夫の実家で祝うため、ヘルシンキの自宅にツリーはなしかな…。
夫実家では、自分の森からツリーになる木を切って来て、飾り付けはいつもクリスマスイブに行います。

2015.12.01 | 暮らし

6回目の父の日

11月最初の日曜日が、フィンランドでは父の日。

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今年は冬馬がプリスクールと日本語補習校で、父の日のカードを作って来た。どちらもなかなか素敵で、これは成長の箱に保存しておくつもり。その箱の中には、まだ人の絵も字も書けなかった頃からの工作やお絵描きの紙を入れているのだけど、もうかなり満杯で新しい箱が必要なくらい溜まっている。

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今年の父の日のケーキも、チョコ好きな夫にはまたガトーショコラを焼いたけれど、いつも同じでもつまらないなぁと思い、コアントローを入れたオレンジのコンポートをのせて焼いてみた。
チョコのほろ苦さとオレンジの酸味が合っている大人むけのケーキなので、案の定ひと口食べて、冬馬にはもういらない…と言われた。まぁ今日はお父さんの日なので、お父さんむけのケーキということで、実は生地にもコアントローを入れていたのだった。でも焼いたら全然わからない感じだったけど。ガトーショコラは濃厚で苦みもあるので、中にオレンジマーマレードのジャムなどを入れてもよかったかも。

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3、4日前からまた冬馬の歯がぐらぐらして抜けそうで抜けない感じだったのだけど、それと同時に徐々に熱が出て、歯を抜かないせいだと夫が言って、バカ力で冬馬の歯を引き抜いた。それでも熱はまだ下がってないけれど…。抜けた歯を封筒に入れてお願いごとを書いたので、寝ている時にこっそりコインを枕の下に入れておいた。
フィンランドではお祝いの日は、当人のベッドに朝食を運んだりする習慣があるのだけれど、朝早く起きれない私は、今朝もそろそろケーキを食べたいんだけど、と夫に起こされて起きる始末…。冬馬だけでなく、私にとってもお父さんのようになってしまった夫なのだった。寝坊することを見越して、前の日にケーキを作っておいたので、朝からケーキを食べることが出来た(笑)。

2015.11.09 | 暮らし

かぼちゃを堪能

かぼちゃを食べる習慣がほとんどないフィンランドでも最近は、ドイツ経由で日本の品種やバターナッツカボチャなども出回るようになって、今年の秋は、珍しく何度もかぼちゃを買って来て、かぼちゃの煮付けやあんかけ、ポタージュなど様々な料理や、お菓子にして我が家に並んだ。

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中でも冬馬は、かぼちゃプリンが大好きで、何度も作った。今年はデパートでブルックリンフェアが催されて、アメリカ産のパンプキンパイ用ピューレの缶詰も売られていて、フィンランドで一般的に売られている水っぽいかぼちゃに比べて、ぺちゃっとしてなくて、プリンやお菓子用にとても重宝した。在庫がなくなればそれで終わりになる可能性が大なので、思わず買いだめしてしまった。たぶんフィンランド人にはさして人気もなかっただろう…。

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フィンランドではハロウィンを祝う習慣もないのだけど、これも最近はランタン用にかぼちゃを売り出したり、子ども達へは、ディスコパーティーを催す小学校があったり、冬馬のプリスクールでも仮装をして過ごす日だった。それも学校や幼稚園によっては、とくに何もしない所もあり、ハロウィンに関してはまちまちなのだった。
我が家では、冬馬がやりたいというので、はじめてジャック・オー・ランタンをくり抜いた。蝋燭を灯すとなかなかいい雰囲気で、来年もまた作ってみようと思った。

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2015.11.07 | 暮らし

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