ニャンニャンニャンは、猫の日
2月22日は、ニャンニャンニャンということで猫の日だそうです。
でもこれは日本だけのようで、各国別の日が設定されているようですが、フィンランドに猫の日があるのかは不明です。
今年の5月で12歳を迎える我が家のマメ。
昨年の秋くらいから、時々鼻が詰まっているのかフガフガフガと急に呼吸が苦しそうになったり、耳を痒がって爪で引っ掻いてハゲが出来たりと、ちょっと気がかりだったので、先日年一回のワクチン摂取の際に、血液や尿検査もしてもらったところ、甲状腺機能亢進症との診断が出てしまいました。
この病気は、ある程度の年齢になった猫には珍しいことではないそうで、なんとなくマメもどこか悪いのでは…と予感がしていたので、もの凄くショックを受けたという程ではなかったのですが、病名を告げられてからというもの、じわじわと効いて来るジョブのように不安が深くなって来たのでした。
今回は、ちょっと長文です。
すぐに病院から処方箋は出たものの、自分でも一応調べて見るとリスクがないわけではなく、一生投薬となるので腎臓や肝臓の機能にも影響が出て治療が必要になってしまう場合もあるという事がわかり、すぐに始めるのは躊躇してしまいます。
というのもマメの場合、この病気の特徴的な症状である沢山食べるのに痩せて来ている、水を沢山飲む、年齢のわりに活発、という事は全くなく、体重の減少もなく、相変わらずほぼ1日中ぬくぬく寝ているばかりだし、ちょっと夜鳴きが増えたかな?という程度。
検査結果のT4ホルモンの数値も正常値より僅かに高いだけで、腎臓機能の低下もなく、甲状腺の腫れもほとんどなく、全身状態からもすぐに投薬治療に踏み切らなければならない程には見えず、それより投薬による皮膚の痒みなどの副作用の方が心配になってしまうのです。
何故ならマメの場合、すでに幼猫の頃から原因が特定出来ないお腹の皮膚の痒みがあり、その部分をしょっちゅう自分で舐めたり噛んだりして毛が抜けてジクジクした傷が絶えず、常にストレスになっているのでは…という面があり、他に方法がないのか更に調べたところ、2年程前から甲状腺機能亢進症の猫のためのフードも発売されたことがわかり、まずはフードでの治療を試みたいと担当獣医に相談中です。
このHillsから出ているy/dというフード、投薬治療によるリスクをなるべく避けたい飼い主には好評のようで早く試したいのですが、調べるとフィンランドではヘルシンキでもなかなか取り扱いがなく、病院からでさえすぐに手に入らないというのが問題。
以前からマメのフードはHillsのシニア用なのですが、何故かHillsはフィンランドではあまり取り扱っている所がなく、今も買いに行けるお店は近場だとストックマン・デパートに限られているので本当に困ってしまう。y/dはストックマンでも取り扱っていないし。
そして、やはり処方食なので味的には美味しいとは言えないようで、このフードを受け付けない猫も結構いるらしく、しかしこの病気の場合、甲状腺ホルモンを作るヨウ素を制限しなければならないので、他のご飯と混ぜて与えたのでは意味がなく、とにかくこのy/dのみを与えないと治療効果はないそうなのです。これがダメなら投薬治療もある、と思えばまだ気も楽になるのですが…。
実は今週ヘルシンキ近辺はHiihtoloma(スキー休暇)と呼ばれる週で(地域によって少しづつずれています)、人間の病院でさえほとんどの医者が休暇を取っているという状態…という訳で担当獣医からの返事は全く来ず、焦ってフライングで2日程薬を飲ませてしまったのですが(苦笑)薬を飲ませられない、すぐ吐いてしまうなどという事はなく、マメへの投薬は可能という事は、わかりました。
話は少し逸れますが、このタイミングで冬馬がまた40度の発熱…。息子が熱を出すのは珍しくなく、ほぼ月に1回、多い時など2、3回出るので、またか…という感じなのですが、保育園を休ませて家に居るものの、高熱が続いても驚くほど普段と変わらず、ぐったりするという事もなく、大人しく寝てくれないので、そちらの方に手こずっている次第。マメの方がよっぽど手がかかりません…。
息子もだいぶ成長して、つきっきりでなくとも一人で好きに遊んでいてくれるようになったので、再び母はマメとべったりくっついている一人と一匹の時間が増えてきた矢先の発病。
日本で暮らしていた頃を含めると家族の中で一番長い付き合いの、言葉がなくとも通じ合える相棒ともいうべき存在。
病気のせいもあるのか、最近は常に私の後をついてまわって片時も離れようとしない姿が、なんともせつない…。
まだまだマメとの時間は続いて行ってほしいので、どうか長生きしてほしい、と願う日々です。
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2014.02.22 | Comments(6) | マメのまめ部屋
