人んちの猫、自分んちの猫
以前、アパートの中庭で猫と散歩している人が何人かいるという事を書きましたが、最近たびたび遭遇するのは、中庭で放し飼い(?)または脱走した猫。
しかもガラス玉みたいなブルーの瞳によく手入れされたフワンフワンの毛並みがいかにも血統書付きっぽい素敵ネコ様で、最初見た時はすごく驚いた。こんな猫がもし首輪もなくアパート内をフラフラしていたら、日本だったら誘拐されちゃうかもしれない。
あまりに何度も中庭で見かけるので写真撮影していると、ある日ついに飼い主らしき女性が現れて「この猫暑いと勝手に外に出ちゃうのよねぇ…。」と言ってせき立てながら家の中へ連れ戻していた。
でも、そこんち窓がずっと開けっ放しで、脱走防止しようという感じでもない。そういうところが大らかというか、フィンランドらしいというか…。
しかしフィンランドでは少なくともヘルシンキでは野良猫を一度も見た事がない。外飼いは禁止されているとも聞く。冬が厳しいので当然かもしれないけれど。
旦那さん実家の猫は外も家も出入り自由。田舎の方へ行くとこういう放し飼いもけっこうあるらしい。ラップランドは冬は-40度にもなる地方にもかかわらず、実家の猫は真冬でも外に居ることを好み、吹雪の中でも外のベンチで悠々と丸くなったりしてるから驚く。毛皮を触るともの凄く分厚くてゴワゴワしている。好物は生のトナカイの心臓。かなりワイルドな猫なのだった。
そして我が家のマメ様はというと、典型的な家猫。
臆病で自分から外へなど絶対に出て行かない、冬も夏も一日中ほぼベッドの上にぬくぬくと寝そべっている。
毎晩一緒のベッドで寝たがる甘えん坊。うちはベッドを2つくっつけて使っているのだけど、絶対に夜は私側のベッドでしか寝ないマメ。その事に不満な旦那さん、ある日お互いのベッドを入れ替わってみたら、自分側でも寝るかもというので交換してみたのだけど、最初は混乱したらしく丁度真ん中で寝た。しかし二三日するとやっぱり私側のベッドで寝るようになり、私としてはそれ見ろ!とホクソ笑んだのでした。
元々私の猫だし、マメと私の絆は長いし深いんだもんね~。
夫婦喧嘩の際は、お互い相手への不満をマメに愚痴るので、よい緩和剤というか仲裁役にもなっているのだった。
そんなマメも5月のこどもの日で9歳になりました。ついに来年は大台の10歳。今までとくに病気もなく、元気に暮らせたことに感謝すると共に、どうか末永く長生きしてほしい、と願うのでした。
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2011.07.11 | Comments(18) | マメのまめ部屋
