アロニア チョークベリー

今年もこの黒い実を摘んできたわけですが、まだしつこく食べられるのか疑っている夫を横目に、たしかにエルダーベリーにしてはなんだか実が大きいような…と気になり出して、いろいろ調べたところ、アロニア(チョークベリー)という実だということが分かりました…(汗)。
北米やロシアではけっこう一般的なベリーらしいけれど、フィンランドではそうでもない感じ。ということで以前に投稿したエルダーベリーの記事は削除しました(汗)。

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こちらの実もちゃんと食用可能だったので、ほっと一安心。なんせ今年は2kgも摘んできてしまったもので(苦笑)。
しかも瓢箪から駒といいますか、このアロニアもかなりのスーパーフード!ということが分かりました。
なんでも脂肪燃焼効果が高くメタボにとてもいいとか、抗酸化作用があるのでアンチエイジング効果もあり、抗アレルギー効果や、眼精疲労にも良く、エルダーベリーのように免疫力を高める効果もあるので、こちらも風邪にも良いそう。なんだか良い事づくめのベリーじゃないですか!

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すでに何本もコーディアルを作った後に分かったので、これからじゃんじゃん飲もう。ダイエットした方がいい夫にもかなり必要なので飲ませよう。
生食にはむいてなくて皮に渋みがあるのですが、調べていたら焼酎(こちらではウォッカがいいかも)を吹き付けて冷凍してから使うとよいのだとか。まだ実がなっているので、この方法で冷凍保存して、今度はジャムでも作ってみようかと。

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しっかし、どうりでハーブなどに詳しいはずの義母も知らなかったわけだ。調べてゆくと、どうもフィンランドではエルダーってほとんどないのかも?お隣スウェーデンでは咲いていると思われ、IKEAなんかでもジュースが売られていたりするので、そこまでが北限とか…(悲)。
アロニアの方は、めちゃくちゃ耐寒性があるらしく零下30度の土地でも生育するそう。まさにフィンランドにぴったりのベリーですね。



2016.08.24 | 草花木ノ実自然帖

夏の終わりのゼリー

すでに秋の気配が漂いはじめたフィンランド。こちらの夏は、日本の蒸し暑さに比べたら気温もそれほど高くならず、湿気も少ないので過ごしやすいのだけど、夏の終わりから秋の始まりの季節の変わり目は、やっぱり少し体がダルくなり疲れ気味になる。

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夏はフィンランドの市場にもいろいろな種類の果物が出回り、嬉しくなってついついまとめ買いして食べきれそうもないと思った時は、コンポートにしたりするのだけど、実を食べた後に残るシロップも何かに使えないだろうかと、いつも捨てるのは惜しくて冷蔵庫にとっておく。
ある日、これをゼリーにしたら使いきれるし、今の時期に豊富なベリー類を入れたりすると見た目もきれいでよいかもと思い、ネットでいろいろ見ていたら、サイダーのゼリーというのを見つけた。
さっそくゼラチンを入れて冷やし固め、フォークですくってクラッシュゼリーにして、杏コンポートの残りシロップで作ったゼリーの上に2層にし、桃やベリー類と一緒にグラスに盛りつけてみた。サイダー部分は、ほんのりと炭酸のシュワシュワが感じられて、喉ごしもよかった。
いつもは炭酸はノドが痛くなると言って飲めない冬馬も、ゼリーにすると食べられた。炭酸は疲れによいと言うのもあるのか、夏の帰省から戻った後、体調を崩していた夫が一番喜んで食べていた。

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ゼリーはだいたい液状のものなら何でもゼラチン粉で固めて簡単に作れるので、サクランボのコンポートの残りシロップにブルーベリージュースを足して作ったゼリーに、ヨーグルトとコンデンスミルクを混ぜた濃いめのゼリーをのせたものも作ってみた。いろいろ組合せを変えて2層にすると、ちょっとした味の違いが楽しめる。
夏バテ気味の時にも、これならすんなり喉を通ってお腹にもたれないので、夏の終わりにもよさそうだ。

2016.08.13 | くいしんぼ雑記

ルイジアナ近代美術館

今回のデンマークの旅で私が一番行きたかった所は、コペンハーゲンの中央駅から電車で40分位の郊外にあるルイジアナ近代美術館。

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こじんまりとした入り口からは想像がつかない程、館内は渡り廊下で奥まで繋がっており庭園が広がっていた。オーレンス海峡を臨む見晴らしのよい美術館は、アレクサンダー・カルダーの動くモビールオブジェが存在感を放っている。

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緑いっぱいの庭園内には、自然の中に溶け込むようにヘンリー・ムーアの彫像作品などが点在していて、館内には所々にドアがあり屋内と屋外は自由に出入り出来るオープンな作りで、順路など気にせずに自由自在に展示物を見ることが出来る。

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庭園を背景にしたジャコメッティの彫刻も、一枚の絵画のように美しい。

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展示作品は多岐に渡り、絵画、彫刻、映像などかなり膨大で全てを見るのにたっぷり時間がかかるのだけど、抽象的な現代アートやインスタレーション作品は、子供も楽しんでいて、美術館だとすぐに飽きてしまうかも…という心配はいらなかったようだ。


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野外には巨大なピラミッドのようなオブジェもあり、子供達は登ったり降りたり走り回ったり、裏手は森に囲まれていて、長い滑り台で遊べたり、昔からそこにあったような朽ちた大木で作られた橋の作品など、自然丸ごと展示物といった印象で、思っていた以上にスケールの大きな美術館だった。

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小高い丘の上ではピクニックを楽しむ家族連れも多く、人々の憩いの場としても親しまれているようだった。
こちらの美術館は、予想以上に素晴らしかったので、ぜひまた再び訪れてみたいと思った。

駅から美術館周辺は家々が立ち並ぶ住宅地で、歩く道すがら、よく手入れのゆき届いた庭や伝統的な家屋を見るのも楽しかった。デンマークの一軒家はフィンランドとはかなり異なっていて、一階部分まで覆うような三角屋根に出窓がついていて、半地下部分に玄関があるような作りだったり、煉瓦作りが多く日本の茅葺きに似た屋根のある古い家屋も風情があった。


テーマ:北欧 - ジャンル:海外情報

2016.07.24 | デンマーク

レゴランド デンマークへ

長い夏休みはすでに終盤へ。かねてから冬馬が行きたがっていた、デンマークのレゴランドへ行って来た。
レゴランドのあるBillund(ビルン)は、フィンランドから直行便も飛んでいるけれど、今回は丁度いい時間のフライトが取れなかったので、コペンハーゲンから鉄道とバスを乗継いで、片道約3時間、往復6時間かけ日帰りという弾丸ツアーで訪れた。

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天気はあまり良くなく時々雨もパラついたものの、けっこうな人出で、ゲートについた瞬間からテンションが上がる冬馬。レゴランド内は、ほぼ全てがレゴで出来ていて圧巻だった。お伽噺に出て来るようなカラフルで可愛らしいミニチュアの街の模型は、ずっと眺めていても飽きない。

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冬馬はやはりスターウォーズの模型に釘付け。

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アトラクションも結構充実していて、園内にある映画館で3Dムービーを見たり、河下りやインディアンの砂金探しなどなど、大人も童心にかえって楽しめる内容だった。

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最後はこれもずっと楽しみにしていた、レゴショップへ。何しろ広いのでどれを選ぶか興奮気味だったけれど、フィンランドで売られていないものを本人が選んだ。フィンランドに帰ってから開ける約束だったので、箱を何度も眺めては、ホテルに戻って眠る時も抱えて眠っていた(笑)。

約5時間程の滞在で、また3時間かけてコペンハーゲンに戻ったけれど、それでも目一杯楽しめて、冬馬も満足したよう。たぶん来年になると、レゴへの興味もだいぶ薄れて来そうな気配がすでにあったので、今行けて良かったと思う。


2016.07.23 | デンマーク

9年ぶりのRut Bryk

EMMA(エスポーモダンアート美術館)へ、Rut Brykの展示を見に行って来た。

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Rut Brykと聞いても、日本ではあまり知られていないかもしれないが、フィンランドデザインの巨匠Tapio Wirkkalaの妻と言うと分かりやすいだろうか。夫妻共々フィンランドでは名の知れたアーティストだ。
Rut Brykの作品はヘルシンキ市庁舎や大統領公邸などの壁面にも飾られている。

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Rut Brykを初めて知ったのは、今からかれこれ9年前のデサインミュージアムでのこと。
前知識も何もなく訪れた展覧会で、その作品の可憐さや繊細さ、独特のモチーフや色彩感覚にすっかり魅了されたのだった。セラミックアート自体ほとんど初めて触れたということもあるけれど、何でこの人を今まで知らなかったのだろうか!?と、けっこう衝撃的だった。

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今だったら、日本でも大人気のリサ・ラーソンを思い浮かべていたかもしれない。(Rut Brykの方がもっと前の時代の人だけれど)。
初期の作品はとくに、植物や動物などの身近な物をモチーフとしていて、夢見るような乙女心や子供のような無邪気さが漂っていて、とても愛らしい。

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中期から後期にかけて制作されたアブストラクト作品は、セラミック製の細かいピースが気の遠くなりそうな程びっしりとモザイクのように組み合わされていて、以前見た時はすごいなぁと感心はしてもそこまで惹かれなかったのだけど、今回9年ぶりに見てみると、その緻密さの中に浮かぶ色彩や浮遊感、見る者の想像力や心象風景を掻き立てるような、それでいて詩的で静謐な佇まいに、改めて唯一無二のアーティストなのだと思った。

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デザインミュージアムでの展示の時は、まだフィンランドに住む前で、当時付きっていた夫の所に遊びに来ていただけだったので、帰りのことも考えて分厚く重く高価な図録は泣く泣く諦めたのだけど、その後探してもまったく見つからず後悔したので、今回の展示では絶対に図録は手に入れようと決めて行った。EMMA編集の図録は、装丁も洒落た感じで素敵。デザインミュージアム版の方もいつのまにか再販されていたけれど。

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印刷になると、実際に見た時のエナメルコーティングされたようなキラキラ艶のある釉薬部分と、素焼きの艶のないマットな部分の対比など、質感がなかなか再現しきれていないのが惜しいところだけれど、次回Rut Brykの作品に再会出来るのはいつだろうか…と思いを馳せながら、家でゆっくりと作品を眺めるのは、やはり至福の時なのだった。


2016.07.04 | アート/デザイン

Vallisaari ヴァッリサーリへ初上陸

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いつだったか新聞の記事か何かで見かけたVallisaari(ヴァッリサーリ)へ行ってみた。
マーケット広場から水上バスに揺られ20分、スオメンリンナの対岸に島はある。

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この島は、1950年代辺りはフィンランド海軍とその家族が住んでいたこともあったようだけれど、いつしか住む人もいなくなり、軍の武器庫などもあったせいか、ずっと一般人の上陸は許可されておらず、しかし軍から森林局に管理が移り今年になって初めて公開されることになったらしいのだった。

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島内はずっと人がほとんど立ち入らなかったせいか、スオメンリンナの目と鼻の先にもかかわらず、かなり雰囲気が違う。鬱蒼と緑が生い茂り、点在する軍関係の古びた建物は苔むして朽ちかけ、カフェなどあるはずもなく、結構な人数が船から降りたにもかかわらず、歩き回っていてもほとんど人影を感じない。
島内には池もあった。そんなに広い島ではない筈なのだけど、少し脇道に外れたら迷ってしまいそうな感じがある。

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この日はあいにくの天気で、途中から雨が降り出し、しかしお店などはまったくないので、洞穴のような壕のような建物(?)が丁度あったので、そこの中で少し雨宿りした。
いちおう一般公開するということで、島内には休憩場所やベンチ、案内板などは整備されてはいるものの、建物のドアが外れて倒れたまま朽ちかけて放置されていたり、どことなく廃墟っぽさが漂っていた。
しかしそんな雰囲気も、島好き廃墟好きの自分としてはけっこう気に入ったので、また何度か来ようと思った。

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突然の雨で、ピクニック用に持っていたビニールシートを夫と私が前と後ろで屋根のようにピンと張って頭上に持ち上げ、二人の真ん中を冬馬に歩かせ傘がわりにして歩いた。冬馬は親の奇妙な格好を面白がってはしゃいでいたけれど、夫と私の身長差があり過ぎて、かかげたままの腕が痛くなってもうヘトヘト…。そうやって森の中の道を歩いていると汗ばむ程だった。

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桟橋に着いた頃にはものすごい長蛇の列。小さめの水上バスなので、これでは全員が一回では乗れないだろう…と、1時間に1回しか来ない次の船を待つ覚悟でいたけれど、なんと私達家族のすぐ後ろで満員となり乗船が締め切られ、ギリギリのところで乗れてほっとした。埠頭には雨宿りするような屋根のついた場所もないので、待つ人々は皆びしょ濡れ…。船室は満杯で、雨の降りそそぐ甲板に座って帰った。
帰りの水上バスは途中スオメンリンナに寄って島民の乗り降りをしてから戻るというコースになっていた。

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2016.06.29 | ヘルシンキ/街の風景

セウラサーリの夏至祭

1年ぶりくらいにセウラサーリに行った。

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夏至祭のメインであるKokko(コッコ)と呼ばれる篝火が前夜に湖畔で焚かれるので、それを見に行きたかったけれど、例年のように雨が降り天気が悪かったので、晴れた夏至祭に訪れた。だいたい夏至祭前夜は何故か毎年天気が優れず、以前行った時も雨で肌寒かったっけ…。

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セウラサーリはヘルシンキ中心部からバスで20分位で行ける手近な距離ということもあり、今まで何度となく訪れているので目新しいものはとくにないのだけれど、白樺の葉や野の花で作られた夏至祭のメイポールが飾ってあったり、夏は野外博物館内の古民家が公開されていたり、手仕事のワークショップが開催されたり、ガイドの女性たちはフィンランドの民族衣装に身を包んでいるので、そういうもの見たさについつい毎年夏になると行ってしまう。

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民族衣装の人を見られる頻度がかなり高いフォークダンスが見たかったのだけど、夏至祭の週の平日月曜日に行われていたことが分かり、今年も見逃してしまったのが残念。

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冬馬は、久しぶりに森の中を走り回ってエネルギーを発散させられたので、とにかく行ってよかった。やっぱり夏はなるべく自然の中に出て、太陽の光をたくさん浴びて、元気をつけたほうが良い。

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地元の人しかいないようなビーチもあるので、もっと気温が上がったら、泳ぎに行くことにしよう。

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2016.06.27 | ヘルシンキ/街の風景

白夜の夏

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北欧の短い夏がやって来た。空は青く澄み、海を渡る風はカラっと爽やか、ライラックが香り、野に花咲きみだれて気持ちの良い季節。夕食をバスケットにつめて、家の近くの海辺で食べてみたり。
外に出て過ごすというのは、やはり開放感がある。

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市場にはルバーブやサクランボが並びはじめ、ベリーの季節も始まった。
フィンランドの家庭でよく作られているシンプルなルバーブパイ(というか実際はパウンドケーキの生地のような…)は、よくこの季節に作っているけれど、冬馬はクランブルが好きなようなので、ルバーブとチェリーのコンポートの上にのせて、中にはマスカルポーネを入れた違うレジピを試してみたり。
夏は野菜や果物も豊富になるので、あれこれ作ってみようとやる気が出る。

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北欧は只今白夜の季節。夜23時頃まで明るいので、時間の感覚が冬とはまた違った感じでズレて来て、どんどん夕ご飯や寝る時間も遅くなり、生活サイクルが変わって来る。
冬馬も外が明るすぎてなかなか今迄の時間には眠れないので、朝起きる時間も遅くなりプリスクールへ行くのも毎朝30分以上は遅刻…。フィンランドの保育園は遅れて行ってもとくに何も言われず、ゆる〜い感じなのだけど、夏休み明け8月からは小学校に入学するので、さすがに毎日遅刻では授業についてゆけなくなるのでは…と、ちょっと心配になるけれど。

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2016.06.16 | お菓子/飲み物

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